提案エキシビション! ページ1
〈学園長室〉
「ランドルフ先生!個展やりません?」
「………ハ?」
学園長室に呼ばれたランドルフは唐突にそんなことを言われた。
「ハ?エ、ハァ??」
「学校使ってくれて構わないですから!というか使ってください、美術部の生徒の作品も一緒に飾れば早いうちからコレクターに目を付けてもらえそうですし!」
「アンタってそんな生徒想いだっけ?」
「やだなぁ!いつだって生徒が一番ですよ!べ、別にこの学校のアピールにもなるし、入場料も取れるし、、とか思っていませんよ!」
「あぁ、それが本音ネ。いいけどサ。どこで開くわけ?」
「そりゃあどこだって構わないですけど……、」
「失礼します!話は伺いました。
是非!モストロラウンジをお使いください!!」
抜かりのないビジネスマン、アズール・アーシェングロットのお出ましだ。というか、学園長とグル。
「ヤダよ照明暗いし、背景水槽だし。趣味合わない。」
「なっ、そっそれはカーテンでも白い板みたいなやつにでも変えていただいて構いません!」
「土日のたった2日間の為だけに?」
「もっと長くやったらいいじゃないですかぁ」
「学園長は黙ってて」
「🥺」
「で、ではうちのアルバイト達にお願いして、
手伝ってもらうのはどうです!」
「いいけど金とるデショ?場所代くらいは払うけど、
別にここでやらなくてもいいわけだし。
というか学校でやりたくない。
こんな辺鄙なところ誰が来るかよ。
ましてやラウンジだって正門から遠いしサア。
オレに何の得も無くない?」
「じゃ、じゃあ場所代や設営の人件費、
広告費や設備費などは学園が持ちますから!」
学園長とアズールは絵を数千万で売る大物画家のご機嫌を必死でとった。
「ぼっ、僕達も全力で協力しますから!」
「はぁ、そこまで言うならしょうがねぇな。
そういえば個展ってやったことなかったしな。
けどわざわざ来るようなヤツおらんだろ。
あんま期待しない方がいいぜェ。」
「いえいえ、構いませんよ。
では詳細は今後決めましょう。」
「アァ、入場料とかはそっちで決めていいヨ。
俺はなんにも払わないわけだし。確認はとってくれれば大丈夫。けど内装は絶対俺を挟んでくれ。イイ?」
「ええ!それは勿論!」
そんなこんなでランドルフの個展を開くことが決定した。
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ヒューガ(プロフ) - にのさん» ありがとうございます😊🌸本当はそれぞれ色塗りまでしたかったんですけど気力が足りませんでした……。これからもよろしくお願いします! (2022年11月24日 17時) (レス) id: 4a1ee837e6 (このIDを非表示/違反報告)
にの - 作者様絵がめちゃくちゃお上手ですね!?ストーリーもめちゃくちゃ好きです…。更新してくださってありがとうございます!これからも応援させていただきます😆 (2022年11月24日 16時) (レス) @page39 id: 11a3c31381 (このIDを非表示/違反報告)
ヒューガ(プロフ) - にゃーちゃんさん» わー!ありがとうございます😭私はこのキャラいたら推しになっちゃうな〜というキャラを夢主にしがちなので同じような視点で読んでくださっている方がいてとてもうれしいです😊 (2022年9月19日 13時) (レス) @page6 id: 4a1ee837e6 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - とても好きです…死ぬほど好きです…はぁ、イケメン過ぎん??一歩間違えたらガチ恋もんじゃないですかヤダー()とても読んでいて面白かったです!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2022年8月25日 18時) (レス) @page5 id: e862c91e4d (このIDを非表示/違反報告)
ヒューガ(プロフ) - 来渚さん» ありがとうございます!光栄です!!頑張ります💪💪 (2022年8月20日 20時) (レス) id: 4a1ee837e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒューガ | 作成日時:2022年8月13日 15時