クル先のマブは美術教諭【twst】 (ページ14)

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騒々ホームルーム！ページ14

〈1-A〉

朝。

｢これでHRを終わる。解散。｣

1-AのHRが終わった。

｢デイヴィス･クルーウェル────ッッ！！！｣

1Aの教室に大声で入ってきたのは美術教諭ランドルフ。ものすごい剣幕でクルーウェルに詰め寄り胸ぐらを掴んだ。
1Aの生徒は朝から教員同士の喧嘩が始まったことに酷く驚いた。しかも、顔が、怖い！

シンと静まり返った教室の沈黙を破ったのはランドルフの、怒ったような、唸るように低い声。

｢……なんで起こしてくれなかったワケ？｣

……ハイ？何？この教員らは朝起こした起こさんかったで喧嘩してるわけ？学校で？？1Aの生徒は全員呆然とした。

｢……起こしたが起きなかった。｣

｢お前さァ無理やり寝させたなら責任持って起こせよ！
職員会議出られんかったし、HR遅刻したわ！！｣

｢はァ。ランディ(････)……。
昨日は疲れただろうと思ってだな……。｣

｢お前……ッ、その呼び方ヤメロッて……！！｣

｢え、先生達デキてんの？｣

生徒のひとりが言った途端、クラス全員に波紋が広がった。え？やっぱり？？怪しいと思ってた。とか一体昨日何が……！とか。

｢デキてねぇよ！！｣

｢だって昨日疲れただろうって……
やっぱ、、なぁ？セッ……｣

｢シてない！！健全だなお前ら！男子高校生の発想怖！｣

｢えぇ〜ヤッてないんすか？｣

｢なんで残念そうなんだお前ら！！｣

ランドルフは泣きたくなった。何が悲しくて生徒に同僚とセッ………恋仲かどうか聞かれなきゃいけないんだろう。

｢お前のせいだからな！デイヴィス！！誤解されるようなこと言いやがって！！！死ね！｣

｢死なん。お前が1週間もロクに寝てないのが悪いだろう。｣

｢ホワイト邸に届けてからしこたま寝るつもりだったンだ！｣

｢アノ、先生方……そろそろ授業が………
ヤバいっすよ、次は魔法史……｣

｢……何をしているんです。｣