【d!】ﾀﾋに戻り繰り返してたらヤンデレが居た

クラスメイト ページ30

校長の話が終わったからはびっくりするほど早く入学式が終わっていった


各自指定されたクラスへと向かえ、と言われ各々が動き出した時、誰かが私の名前を呼んだ


"誰か"なんて一人しか居ないのだけど
『声でかいよ鬱先生』


ut「ごめん…それより早よクラス行こうや！俺ら同じクラスらしいで？」


嬉しそうに私の手を引く鬱先生に呆れながらも昔では絶対になり得なかった関係で少し口角が上がるのが自分でもわかった




『はいはい、ちょっとまって』



先を行く鬱先生の隣に並び談笑しながらクラスへ向かっている時に事件は起きた



「A…？」



誰かに名前を呼ばれたのだ。


今回は本当に誰かわからない、聞き慣れない声。



不思議に思って振り向いても人が多過ぎて誰が私を呼んだのかさえ分からなかった



ut「…どしたん？」


急に立ち止まった私に鬱先生は不思議そうにこちらを見ていた




誰が呼んだか分からず鬱先生にも聞こえていない、


聞き間違えだろうと結論付けて私はまた鬱先生とクラスへと向かった
-

やった、やっと見つけた。


あれは絶対Aや、間違えない。




久しぶりに見るA、何も変わっとらんかったな。
見た目はそりゃ変わっとったけどどんな姿のAでも全部全部大好きやわ。


A、俺の声気づいてくれたんや、うれし。



自分の口角が釣り上がって行くのを感じるけれど周りは気がついていないようだった




それもそのはず。



なぁ、A前俺が言ったこと覚えとる？

俺、Aの為なら神にでもなれるって言うたやろ？



ホンマになったんやで？神。




だからずっとずっとAの事守ったるから。

…でもAと話せんのは悲しいからちゃんと人間としての"俺"も居るんやで。


しかも神様特権で同じクラスや


邪魔な奴"ら"がAの近くうろちょろしとるけどちゃ〜んと俺が排除したるから安心してな。





…でも一人は曲がりなりにもAの幼馴染やもんな…少しは情があるやろうから今はまだ見逃しといたるわ


でももし、Aが少しでもアイツの事邪魔になったらちゃんと教えてな？排除したるから




「ロボロ〜？」


俺のお母さん役の奴が呼んどる…



面倒くさいけどこの後Aに会えるんやから頑張らな


rbr「今行くわ！ちょっとまって〜！」




もしAが18になる前に死んだら…

俺のお嫁さんにしたるから





だから…早よ死んで？
ｰrbr Sideｰ終

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