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「ぐっ!?」


銃声と共に、男の手から拳銃が弾き飛ぶ。


ジ「フッ…流石だな、グレーン」


俺は男に拳銃を向ける。


『背後を狙うなんて、卑怯だねぇ』


ニヤリと笑って見せると
男は叫んで走り出す。


「っあ、ぅわああぁぁあ!!!」


追いかけようとするとボディーガードの男が
すきを付いて背後から抑え込んでくる。


『っ!?く…!』


_ダァンッ


再び銃声が響き、頬に生暖かい何かが付着する。
途端に、ボディーガードは倒れ込んだ。

脳天に一発……即死だな………

撃ったのは勿論、ジン。


ジ「グレーン、追え」


『了解』


________



「はぁ、はぁ、!?クソッ!!」


『残念、行止りだったな』


周りは貨物に囲まれ、逃げ場は無い。
俺の声に男は貨物を背に後退る。


「た、頼む!命だけは!!命だけは!!!」


必死に命乞いをする男を
俺は冷淡に見つめる。


『先に命を狙ってきたのは、お前だろ?』


_ダァンッ


________



ジンの所に戻ると
ウォッカがボディーガードを男が乗ってきた車に詰め込んでいた。


ジ「…始末したか?」


『勿論!』


笑ってそう言うと、頭にポンッと手を乗せられる。
人を何人も殺めた手…
そうと知っていても、素直に嬉しかった。


『アイツ等の後始末は俺がやっとくよ』


ジ「そうか…ウォッカ、行くぞ」


ジンとウォッカは車に乗って
先に戻って行った。


『………』


しばらく経ってから、風見さんに連絡する。


『……風見さん、お願いします。場所はメールで
 送ります』


風「あぁ、分かった…百瀬に頼んだらどうだ?」


『面倒くさい事になるんで嫌です』


通話を終え、メールを送信すると
男の元に戻る。

胸ポケットからUSBメモリを抜き取り
手足を拘束し、口にガムテを貼る。


『……スタンガンって、便利だな〜』


気絶して一向に目覚める気配が無い。
銃声は勿論フェイク。
気絶させてから血糊を撒いて空砲を撃っただけ。


後は、風見さんに任せるか……


その場を去ろうとすると
視線を感じて振り返る。


『………』


気のせい、か……?




.

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設定タグ:安室透 , 降谷零 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 気になります…続き待ってます! (8月17日 16時) (レス) @page20 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
れもんそーだ - お話、とても面白かったです! 更新大変だと思いますが、楽しみに待ってます (2020年4月6日 8時) (レス) id: f169936397 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - はい ありがとうございます (2020年2月13日 13時) (レス) id: d10385a9fe (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - 続編を、真実の君は【男主】3、で更新しました!続きが気になる方はそちらでよろしくお願いします!! (2020年2月13日 10時) (レス) id: 947bf1e80d (このIDを非表示/違反報告)
- はじめまして!猫月さんの作品読ませていただきました。とても面白くて、続きが気になります!また、楽しみにしています。 (2020年2月9日 10時) (レス) id: 82343452fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫月 | 作成日時:2019年6月17日 20時

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