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「_げっ!!_かげ!!おいっ!月影!!!」



誰かに呼ばれ、目を開ける。


『ん……っ!?』


左腕の痛みに顔を歪める。


「月影っ!」


『?……降谷?』


顔を上げると降谷がいた。


なんで…そんな顔してんだよ……
そんな、泣きそうな顔……


降「っお前!!
  なんで俺に任務の事言わなかった!!?」


『っ……降谷は、忙しいから…迷惑になるだろ』


それに、俺のせいで降谷に怪我を追わせるわけにもいかない……


降「それで死んだらどうするんだ!?」


『…死んでないだろ……?』


そう言うと、
降谷は怒った様な悲しそうな……
何とも言えない顔をした。

俺の肩に頭を乗せる。


『……降谷?』


降「……お前が、俺の事をどう思ってるか知らな
  いが………
  少しは俺の事を頼ったらどうなんだ…!!」


その言葉に目を見開く。


降谷は、こんなにも俺の近くに
手を伸ばせば届く距離にいてくれてるのに……


降谷の頭に手を触れようとする。


『………』


が、俺はその手を下ろした。


触れたら、もう後戻りできない気がした……
また、最後には離れていくんじゃないかと………



『……ごめん、降谷』



そう言って、俺は再び痛みに意識を手放した。




__________



再び目を覚ますと、天井が目に入った。


………何処ここ???


辺りはまだ暗い。


横を見ると、パソコンの光に照らされてる
降谷がいた。


……降谷の家か



『……降谷』



声をかけると、ピクッと反応し此方を向いた。


降「……起きたか」


『あぁ、悪い…迷惑かけて……』


降「ほんとにな……」


パソコンに向き直りそう言った。

左腕を見ると包帯が巻かれていた。




『……ありがとな……』




すると、降谷はバッと振り向いた。


『っ!?!?』


え!?なに!?俺なんか変な事言った!?!?


『なに……?』


降「あ、いや…なんでもない」


またパソコンに向き直る。


『???』

33→←31(降谷Side)



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猫月(プロフ) - 椿さん» 椿さん!ありがとうございます!(≧▽≦) 続編も面白いと言って頂けるように頑張ります! (2019年6月17日 21時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - だんだんと面白くなってきました(≧∇≦)/ (2019年6月17日 21時) (レス) id: 54938a211f (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!無理しない程度に頑張ります!(≧∇≦)b (2019年5月23日 23時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - テストお疲れ様です(≧∇≦)/無理しないで下さいね (2019年5月23日 21時) (レス) id: ab7495b6bc (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - そう言って頂けてとても嬉しいです!( ;∀;) テストも終わったので、毎日更新出来るよう頑張ります!(≧∇≦)b (2019年5月23日 20時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫月 | 作成日時:2019年5月7日 15時

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