検索窓
今日:25 hit、昨日:21 hit、合計:276,517 hit

28 ページ29

.



__コチラ側の人間だと思ったからよ__





「_くん、ひ…君!陽向君!!」


『っ!!あ、梓さん…なに?』


梓「なに?じゃないよ!さっきからボーっとし
  て、何かあったの?」


『あぁ、いや、最近寝不足で頭がボーっとする
 んだよね…』


ポアロでバイト中、キュラソーの言葉を考えていたら梓さんに心配された。


あの日以来、ずっとキュラソーの言葉が頭の中にある。


梓「もう、ちゃんと睡眠は取らなくちゃダメだ
  よ!」


『は〜い』




________



_カランカラン



『いらっしゃいませ!お、コナン君!』


コ「こんにちは、陽向お兄さん!」


コナン君は笑顔で挨拶すると
カウンター席に座り、俺を手招きした。


『どうした?』


顔を寄せると、手を口元にやって小声で喋る。


コ「陽向お兄さんさ…
  あの時、観覧車にいたよね……?」


『東都水族館がリニューアルオープンした時は
 君達といただろ?』


あえてとぼける。


コ「違うよ!その次の日の夜の……!」


『…そうだけど、君もあの場にいたんだろ?』


その言葉に目を見開くコナン君。

コナン君の目が光る。



コ「…何者なの……?」



『さぁ…ね……』



コ「何を隠してるの……?」



俺はフッと微笑んで



『君に言われたくないさ……』



__工藤新一君?




口パクでそう呼ぶと
コナン君は驚愕で顔を歪ませた。


コ「ど、どうして……!」


『グレーンって知ってるかな?』


コ「…ウイスキーの……!?まさか……!」


…コナン君の中では
ウイスキー = 組織 なんだな〜(笑)


『まぁ、君達に危害を加える気はないよ』


コ「……でも、敵じゃ無いよね」


『…どうして?』


コ「敵だったら、あの時、あの場所にいないで
  しょ?」


ホントに、流石だな…


『ははっ、お手上げだな!』


笑ってそう言うと、コナン君は苦笑いする。


『ヒヤヒヤしただろ?』


コ「はは〜、バ〜ロー…」


コナン君の前にアイスコーヒーを出す。
それを一口飲んで、


コ「…じゃあさ、僕に力を貸してくれない?」


そう言った。


『ん〜…手を貸したいのはやまやまなんだけど』


そう簡単にはいかないんだよ……



公安としても



組織としても



「月影A」としても




.

29→←27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (201 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
702人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫月(プロフ) - 椿さん» 椿さん!ありがとうございます!(≧▽≦) 続編も面白いと言って頂けるように頑張ります! (2019年6月17日 21時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - だんだんと面白くなってきました(≧∇≦)/ (2019年6月17日 21時) (レス) id: 54938a211f (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!無理しない程度に頑張ります!(≧∇≦)b (2019年5月23日 23時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - テストお疲れ様です(≧∇≦)/無理しないで下さいね (2019年5月23日 21時) (レス) id: ab7495b6bc (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - そう言って頂けてとても嬉しいです!( ;∀;) テストも終わったので、毎日更新出来るよう頑張ります!(≧∇≦)b (2019年5月23日 20時) (レス) id: 85f4679baf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:猫月 | 作成日時:2019年5月7日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。