真実の君は【男主】

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いつも通り、仕事に向かう。
自分のデスクの前に座り、パソコンを起動させる。

風「月影、上から呼び出しがあった、
　 すぐに会議室に向かってくれ…」

上司の風見さんに言われ、デスクから離れる。
風見さんの表情が少し歪んで見えたが、気づいていないふりをした。

―コンコン

『失礼します』

会議室のドアをノックし中に入ると、
警視庁公安部のトップである中野さんがいた。

中「突然だが、君には例の組織に潜入してもら
　 う」

…どうして俺が？
すでに降谷と諸伏が潜入しているはず…

『…理由をうかがっても…？』

中野さんは顔を歪ませた。

中「…諸伏が、殉職した」

ガツンっ…と頭を殴られた気がした。

『…そうですか』

中「ショックだろうが、降谷のサポートを頼み
　 たい」

…ショック、なんだろうか
俺と諸伏の関係は同期…それだけだろ……

『分かりました』

中「潜入の手続きが済み次第、また連絡する」

『はい、失礼します』

俺は会議室を出て、デスクに戻り仕事に取り掛かる。

…降谷は、大丈夫だろうか

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