検索窓
今日:5 hit、昨日:17 hit、合計:63,416 hit

He/She is the world to me.3 ページ23

焦ってしどろもどろに話すAが可愛くて、どこまで俺を虜にすれば気がすむんだ…と心底思った。

王賁 「…許せ。お前をからかっただけだ」



A「…ッ!……ひ、ひどい!///


もう、知らないっ…!」


ぷいっとそっぽを向いてしまうA。

ああ…彼女の全てが可愛らしい。


Aへの想いが抑えきれなくて、

再び腕の中に閉じ込めた。


王賁 「先ほどの言葉。

俺を男として、意識してくれたのか?


…そうだったら、嬉しい。



ずっと…幼い頃から、お前を想ってきた。




Aが好きだ…」


見つめてくる王賁の瞳には、

Aの姿しか映ってなくて…

魔法にかけられたように、目を離すことができない。


A「わたしも…王賁くんが好き…」



彼女と想いを結ぶことが出来て、

この世に生まれて良かった…と初めて思った。


亡国の危機だからなのか…


命の危険を感じるからなのか…


今だけは、お互いにいつも鎧で

囲っていた心を解き放って


ありのままのAと賁になれた。



王賁 「…キスしていいか?」



今までは強引にされる事が多かった口づけも、
律儀に許可を取ってくれる王賁くんが可愛い。



A「……うん」


受け入れるように、自然と目を瞑る。


彼とのキスは初めてではなかったけれど、



今まで一番、幸せを感じた。


重ねた唇は甘くて柔らかい。



ふわふわして夢のようで、



この幸せな夢から永遠に覚めたくなかった。



お互いの想いを確かめ合うように、


何度も…何度も…二人はその唇を重ね合わせた。



ちゅっ…と音を立てて唇を離すと、

互いにいつの間にか、はぁ…と

熱い呼吸を繰り返していた。



王賁 「もう…お前を離してやれそうにない。



ずっと、俺だけのものでいてくれ」





幸せすぎて、どうにかなりそうだ…。





A「うん…。


私、…今、すごく幸せ…」




王賁 「…馬鹿者。きっと俺の方が幸せ者だ。


お前と結ばれることは、正直諦めていた。


…夢見たいだ」


何度キスを繰り返しても、足りないくらい

お互いを求めて止まない。



A「王賁くん…


ずっと…そばにいて」



王賁 「ああ…。いつでも」



そう言って、重ね合わせ手と熱い唇は、


きっと…

この世のどんな者にも引き裂くことは出来ない


愛を感じさせた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
He/She is the world to me:
彼/彼女は私のすべてです

愛月撤灯→←He/She is the world to me.2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:キングダム , 夢小説 , 王賁
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

09kokoa(プロフ) - kwkさん» kwkさん!ありがとうございます!嬉しいです。頑張って更新していきますね! (2020年10月15日 20時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
kwk(プロフ) - 楽しくなって夢中になって読んでます。大変やと思いますが…更新楽しみにしています!!頑張って下さい!! (2020年10月15日 9時) (レス) id: d400d18c11 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - さあやさん» さあやさん、コメントありがとうございます!さあやさんの作品も大好きです〜! (2020年10月14日 11時) (レス) id: f05c1b9b36 (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - 王賁ルート待ってましたっ!更新楽しみにしてます〜!! (2020年10月13日 15時) (レス) id: 523a6006f7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:09kokoa | 作成日時:2020年9月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。