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『ゴブリンさんの悪口を言っていたのです｡ハーフのゴブリンさんの事を半端者と仰っておりましたので少し叱っただけです』
gr｢……………………本当か?｣
『嘘は言っていませんよ』
微笑みを崩さずにグルッペンを見詰めた｡
彼は彼女の蒼い瞳を見て､ゴブリンを見上げた｡
ゴブリンは酷くソワソワとして落ち着きがなかった｡
『ほら､ゴブリンさんの大切な懐中時計を見付けますよ』
その言葉を合図にウンディーネがAから離れた｡
すると彼女はくるりと踊り始めた｡
綺麗な水を操り､水面にウンディーネの足先が乗る度に､青い光が表れて波紋のように広がった｡
その光が濁った水全体に広がり､やがて黄昏のように光が消えていった｡
gr｢成程､流石は水の精霊・ウンディーネだ｣
光が消えると先程まで濁っていた水が沈澱した物が見える程の透明感のある綺麗な水へと変わっていったのである｡
水の中には寂れた
そして
袖を上げて冷たい地下水に手を入れて懐中時計を拾う｡
『ゴブリンさんが仰っていた懐中時計は此方ですか?』
??｢そうです!!｣
濡れた懐中時計を風の魔力で乾かして､ゴブリンに渡した｡
『ありがとうございます､ウンディーネ』
ウンディーネにお礼を言うと彼女は嬉しそうに微笑んだ｡
『また何かあればお願いします』
そう伝えるとコクリと頷いて､彼女の身体は水のように透明になり､やがては消えていった｡
『さぁ､帰りましょう｡此処はとても寒いので……』
Aはローブを脱いでゴブリンの肩に掛けて上げるが､背が高いうえ男女の体格の違いにより丈がとても短く感じた｡
gr｢そろそろオスマンの怪我もトントンのお蔭で治っているだろう｣
『狼の獣人さんも無事に見付けられましたし､君は暫くの間はうちに預かります』
??｢俺も､ですか?｣
『はい､恐らく狼の獣人さんも君を置いて行こうとはしないと思いますので……』
gr｢まぁ､今でも入口付近でAに威嚇しながら見守っとるからな……｣
『うん､殺気が背中にビシビシ伝わるよ……』
ゴブリンは視線を入口に向けると､まるで小動物を狩ろうとする体勢をとる狼がいた｡
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 0時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
シィ(プロフ) - 何度目か忘れてしまいましたが、毎回楽しく読ませてもらってます。あと一人っ！最推しを助けるところがみたいｯ！！楽しみにずっと待っています！！！ (10月13日 18時) (レス) @page14 id: 743ef32796 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑ちゃぬ - ｔｎさんとｔｎの絡みおもろｗｗｗ (6月18日 9時) (レス) @page14 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白くて、一話から一気読みしてしまいました…!!安定にosmnが可愛い…(osmn最推し)更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年2月22日 23時) (レス) id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - すみませんがもう更新はされないのでしょうか？ (2023年1月4日 0時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉クローバー | 作成日時：2021年3月7日 9時
