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侵入者は驚き､扉から逃げようと思ったが､其処にはもう誰かがいた｡
他に逃げ場はなく､完全に袋の鼠であった｡
tn「何や､やっぱりつけて来とったんやな……エーミールのお母さん」
「っ……」
室内にいたのは黒のローブを纏った母親だった｡
どうやらA達の後を着け､立派な屋敷に住んでいる事を知り盗みを働いたようだ｡
「っ……どうして､もう寝静まっているんじゃ」
sya「俺の
シャオロンが得意気に言うと､数匹の
rbr「それより盗んだ物を返してくれへん?その袋に入れとるんやろ?」
ロボロの視線の先にある袋を母親がサッと背に隠した｡
「何よ!少し位いいじゃない!!こんなに沢山あるんだから!!」
するとダクトからゾムが降りて来て､母親を床に伏せさせて組み敷いた｡
zm「ふーん､拘束〜」
母親の腕を抑えて袋を取り上げた｡
取り上げた袋は傍にいた者に渡した｡
「っ……エーミール!?」
袋を受け取ったのはエーミールだった｡
彼はそれを持ってパタパタと走って､Aの元へと戻った｡
em「はい」
『ありがとう』
袋を彼女に渡すと､褒めるように撫でてあげる｡
「エーミール!お母さんを助けて!!」
em「……」
「お母さん､凄く困っているの!だから……!!」
em「…………嫌だ」
「えっ……?」
em「そう言って僕を利用して売ったんでしょ!?僕のお母さんはアンタやない!!僕のお母さんはこの人だけや!!」
「エーミール､どうして?どうしてお母さんの言う事が聞けないの!?」
母親はキッとAを睨み付けた｡
「アンタが､アンタがエーミールを
『君が私をどう思おうと構わないけど､忠告したでしょ?私達やこの子に関わらないで､でないと未来はないって……』
「!」
『他人の家に侵入､そして盗難……これは完全に泥棒ですね｡知り合いに連絡して連行させます｡他人の物を盗んでも幸せになれないのよ』
そう伝えるとゾムが持っていた注射器を母親の首に打った｡
そして彼女は眠ってしまった｡
眠る母親をゾムが赤い紐で拘束した｡
『客間で寝させてあげて､手伝ってくれてありがとう』
そしてゾムが俵担ぎをして母親を客間へと連れて行った｡
sya「夜の見張りは俺がするぜ」
『ありがとう､シャオちゃん』
.
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四つ葉クローバー(プロフ) - 月影さん» 分かりました｡了承致しましたので､コメントを消して構いません｡ (2021年1月26日 13時) (
レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - 月影さん» わざわざありがとうございます｡ (2021年1月26日 13時) (レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - コメント失礼します。大好きなお話なので失礼ながらTwitterをフォローさせて頂きました。((コメントでお知らせするような事じゃないのにコメント枠を使ってすみません…。 (2021年1月26日 12時) (レス) id: a849c9dada (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - (名前)ユリさん» ありがとうございます｡遅い更新ですが､応援宜しくお願い致します｡ (2021年1月16日 6時) (レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ユリ(プロフ) - とても面白くて、見入ってしまいました！続きの更新待ってます！ (2021年1月16日 0時) (レス) id: e736ebf83c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉クローバー | 作成日時：2019年5月26日 12時
