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「えっ?」
tn「この子が疫病神?普通と違うから不幸になった?アホらし､自分の不幸を他人の所為にして押し付けとるだけやないか」
sya「せやぞ?こいつといて不幸になった事は1つもあらへん｡全部アンタの思い込みやろ?それに､エミさんとアンタはもう赤の他人っつーか､もう関わりたくもないんやろ?だったら俺達やエミさんに関わらなきゃええのに､何?迷惑なんやけど?」
母親を嘲笑うと彼女はワナワナと身体を震わせていた｡
「っ〜〜!何よ!この子が見ないうちにいい身形して!!こんなのアンタなんかが着けていい物じゃないわ!!」
em「!」
エーミールの首元を飾るループタイを引き千切ろうとする勢いで手が伸びていく｡
em「や､止めっ……!!」
だが､ループタイに触れられる前に母親の手を誰かが弾いた｡
「ッタ……!誰よ!?」
em「!」
母親の手を弾いた者はエーミールを抱っこしてあげていた｡
em「A､さん……?」
『エーミール君､大丈夫?』
それはAだった｡
エーミールの顔色を伺う姿は本当に心配している事が分かった｡
em「っ……はい」
tn「何で此処におんねん?」
『エーミール君の悲鳴の声が聞こえてね､思わず飛んできちゃった』
sya「そのループタイ､魔法道具か?」
『えぇ｡迷子防止の1つで､瞬間移動が備わっているの』
「ちょっと､誰よアンタ!?」
叩かれた手を抑えて､母親はAを睨み付ける｡
『……エーミール君の母よ』
em「えっ……?」
さも当然のように彼女は言った｡
「は､はぁ!?」
『貴女こそ､どちら様でしょうか?』
「あ､アタシはその子の本当の母親よ!」
『へぇ〜､貴女が……』
「な､何よ!もう､こんな女と疫病神なんてほっといてアタシと楽しい事をして遊びましょう?ねっ?」
母親はあろう事か白昼堂々とトントン達を誘おうとしていたが､
tn「俺の契約者を侮辱せんとってくれます?」
sya「俺の所有物を悪く言わんといてくれへん?」
「えっ……?」
トントンとシャオロンが母親に弓矢の
「っ……!?」
『うちの者達がすみません､でもこの子の事を疫病神って……聞き捨てなりませんね?』
エーミールを抱えたままAはイフリートを召喚した｡
召喚されたイフリートは母親に牙を向けて唸った｡
「ヒィッ!!」
『もう二度と私達やこの子に関わらないで｡でないと､貴女の未来はありませんわ』
「っ……」
『忠告はしたわ｡帰りましょう』
Aはエーミールを抱っこしたまま家路へとつく｡
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四つ葉クローバー(プロフ) - 月影さん» 分かりました｡了承致しましたので､コメントを消して構いません｡ (2021年1月26日 13時) (
レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - 月影さん» わざわざありがとうございます｡ (2021年1月26日 13時) (レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - コメント失礼します。大好きなお話なので失礼ながらTwitterをフォローさせて頂きました。((コメントでお知らせするような事じゃないのにコメント枠を使ってすみません…。 (2021年1月26日 12時) (レス) id: a849c9dada (このIDを非表示/違反報告)
四つ葉クローバー(プロフ) - (名前)ユリさん» ありがとうございます｡遅い更新ですが､応援宜しくお願い致します｡ (2021年1月16日 6時) (レス) id: eb38c2033c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ユリ(プロフ) - とても面白くて、見入ってしまいました！続きの更新待ってます！ (2021年1月16日 0時) (レス) id: e736ebf83c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四つ葉クローバー | 作成日時：2019年5月26日 12時
