義理の弟達が殺人犯かもしれない

35話 ページ35

〜TH side〜

青山「Aさんと、結婚を前提にお付き合いさせていただくことをお許し頂けませんか？」


一瞬こいつが何を言ってるか理解出来なかった


は？結婚？誰と？


ヌナと？


そんなの許せるわけがない


俺だけじゃない


ヒョン達やジョングギだって同じ気持ちだ


ヌナ達が母さんを手伝いに行った時


何か言ってやろうと思ったけど


父さんが来たから何も言えなかった


その苛立ちからか


食事は和やかな雰囲気とは程遠いものになった


父さんが盛り上げようとしてくれたのは分かったけど


そんなことを気にしている余裕はなく


皆が食事中ずっと不機嫌だった


そして片付けが終わった後


ヌナや父さん達もいなくなって


部屋には僕達7人とあの男だけになった


静まり返っている部屋で


最初に口を開いたのはあの男だった


青山「君達さ、邪魔なんだよね」


JN「…は？なんですか急に」


普段聞くことがない低い声でジニヒョンが答える


青山の一言で俺たちは改めて認識した


こいつは俺達からヌナを奪おうとする敵だと


青山「だから、邪魔なんだって。Aちゃんに纏わり付くのやめてもらっていいかな？」


NJ「僕達からしてみたら貴方がヌナに付きまとっているようにしか見えないんですけどね」


青山「嫌だなぁ、俺は君達みたいに彼女にカメラやGPSなんて付けてないよ」


自分達に自信が無いから彼女の行動を監視するんだろ？


そう言って気持ち悪い笑みを浮かべる青山


JM「違いますよ、僕達の大切なAヌナに貴方みたいな変な虫がついてもすぐに分かるように監視してるんです」


青山「変な虫だなんて酷いな。」


そうやっておどけたように言ったと思えば


急に顔を近づけてきて


青山「まぁ、仲良くしようよ義弟くん達」


そう言って笑った

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