さて今日も今日とて海賊狩り (ページ25)

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25話初めまして大将青雉ページ25

赤髪と鷹の目と別れてから二日たち次の島に向かった。

今海のまんなかにいる。
まぁ、ただ次の島に向かってる最中ってだけなんだけど。

『それにしても、ここの海は透き通ってて綺麗だな。海王類も下で静かにしてるし。ちょっと寝ようかな。まだ時間はあるから。』

丁度いい天気だしね。

おやすみ～

～20分後～

？「…………ぃ!……ーい！……きろー」

んぅ？うるさいなぁ。

？「おーい………きなさいな」

誰？

？「起きなさいな。ここは海王類がいる海だぞ。」

『んぅ～。煩いなぁ。ふぁ～』

？「あらあら、大分寝てたねー。」

『あんたはー、あぁ、大将青雉か。こんなところでなにしてんだ？』

何って聞かなくてもわかるけどな。どうせサボりだろ。俺の島にもそういうどうでもいい情報も入ってくるんだよ。

青「知ってるんだー。白ひげ海賊団の新しいメンバーさん。名前は？」

『ジクサス・D・A。あんたはクザンだろ。』

青「正解。Aくんは何でひとりでここに？」

『ひとり旅だ。条件付きのな。』

青「へぇー。始めたばっかり？」

『始めてから二週間弱かな。目の前に海賊いるけど捕まえないのか？』

青「捕まえる意味がないし、俺いま休憩中」

やっぱりサボりか。

『あっそ。』

青「どこに向かってるんだ？」

『目的地はない。次に見えた島に行こうかなと思ってな。』

青「次に見える島はW7だな。」

『W7か。楽しそうだな。』

青「行ったことないのか？」

『今まで自分の島から出たことないからな。』

青「へぇー。よくそれで白ひげの仲間になれたね？」

『人生色々なんだよ。詮索しない方が身のためだ。そうだろ？』

青「………まぁ、俺はいま休憩中だしね。」

『あんたはどっかに行く予定か？』

青「特に決めてなかったけど、そうだな。君と一緒に行動するのもありかな。」

『休憩中とはいえ海軍と一緒に行動するつもりはない。他を当たれ。』

青「あらら、振られちゃったのね俺。」

一緒に行動できると思ってもいなかったくせによく言う。

青「…………あんたはさぁ、何で海賊になったのよ。今まで島から出なかったってことは、海賊とかに興味がなかったかそこにいる必要があったからでしょ？」

流石大将になっただけのことはあるな。

『詮索はするなと言ったはずだぞ青雉。』

青「あらら、怒っちゃった？」

『怒ってはいない。先に行く。』

『“急げ海。青雉が追えないくらいにな。”』

ｻﾞﾌﾞｰﾝｻﾞﾌﾞｰﾝ

『じゃあな。青雉』