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お泊まり会が終わって家に帰ってきた私は1番にタンスの元へ向かった
話したおかげでだいぶスッキリした
それに、ずっと思ってたけど、隼に彼女がいたことを知っても悲しさより背中を押してくれた玲於への申し訳なさの方が勝っていた気がする
そう、だからきっと私は最初から隼のことなんて好きじゃなかったんだ
ただしばらく男の子とそういう関わりを持っていなかったから勘違いしちゃっただけ
玲於に会おう
会って、心配かけてごめんって言おう
そう決心して私はタンスの奥のドアを押した
『……あれ、』
開かない
このドアって押して開けるんだよね
引くんだっけ?
いろいろ試してみたけどやっぱりドアは開かなかった
それが意味するのはただ一つだけ、玲於が鍵をかけたから
私の方から鍵はしめられない、向こう側にしか鍵はついてない
それしか、考えられない
玲於も、私にもう会いたくないなら諦めよう
なんてそんな簡単な女じゃないもので、ここからいけないならちゃんと正面から行くしかない
私は外へ出て、玲於の家のチャイムを押した
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シュガーソルトってい。(プロフ) - 蛍さん» ありがとうございます!!!ただ今作はすごく自信がないのでどうか期待せずに読んでいってください……笑 (2018年5月16日 19時) (レス) id: 5d8c6fa542 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - すごい面白いです!! (2018年5月15日 21時) (レス) id: 18174bb86e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュガーソルトってい。 | 作成日時:2018年5月15日 0時