【本編】レイスの使者

3話【レイチェル】 ページ4

レイチェルはいきなりの雨に驚きながらも急いで雨宿りが出来そうな場所を探していた。
ふと、顔を上げるとちょうど良い図書館を見付けた。
「シルム、図書館？」
そう記されている建物は少し古く歴史のある場所だった。
図書館の中には人が居るらしくくぐもった声が漏れていた。レイチェルはゆっくりと少しだけ扉を開けて中の様子を伺った。
中には金髪の人と黒髪の人、それからソファーで寝ている人が居た。
「こんにちは、貴女も雨宿りしに？」
いきなり金髪の人に声を掛けられビクッと縮こまりながら頷き、ハンカチで口元を覆いながら中に入る。
「口元を覆ったままで悪いわね。私はレイ、レイチェル・ブルック。こう言う埃っぽい所とかにあまり長居は出来ないのよ、だからすぐに出ていくわ」
淡々と挨拶を済ませ近くの窓を開けた。
「そうだったんだ、俺はアーサー・レイン。好きに呼んでくれてもいいよ」
「僕はジョセフ・マーク・ベンソン。神父をしています」
と、2人は律儀に自己紹介をしてくれた。
「そう、私は窓を開けながら止むまで資料を漁るつもりだから。よろしくね」
そうぶっきらぼうに言い窓を開けつつ資料を漁る事にした。


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えっと、口調などこう言う感じで良かったでしょうか？何かあれば変えて貰っても構いませんので、

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