獏と一緒に (ページ5)

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地獄谷の夢管理所ページ5

「本ありがとう」私は、本を返した。
屍音「どういたしまして」
屍音「今日は本に書いてあった、地獄谷に行きましょう。いつもは歩いて行くのですが、遠すぎるので、バスで行きますよ。ちなみに泊まりますよ。」
屍音「着きました、地獄谷です。」
地獄谷は、大きな谷にズラーっと建物が並んでいて、
食事屋に駅にデパートに。いっぱいある。
その中で１番目立っているのが、洋風の御屋敷で、大きなステンドグラスが映える。
近寄ってみると、『夢管理所』と書かれた金色の看板がある。
後から来た屍音が、
「今日はここに入って見ますか？宿のチェックインは15時ですから、大丈夫ですよ。」
私も気になる。入る事にした。
屍音がコンコン、と戸を叩く。
すると、「はーい」と男の声がした。
その2秒後、戸が開いて、中から男の子が出てきた。黒色の髪の、少し髪を伸ばした、11歳ぐらいの男の子だ。

(少年少女好き？で作りました。)
「この人は、19歳の私の2つ上の兄で、把音と言います。」
「19歳！？」
驚いたＺＥ☆私とした事が☆
「厨二病が再発したみたいですね～」
えっ心読まれた？！
把音「まぁ、見学して行ってよ」
キョロキョロ周りを見ると、本だらけ。どうやら、人の記憶が書いてある本で、これを見て記憶を探し、繋げて夢を作るそう。
把音「後は面倒いから、回っててよ。」
そう言われて、色々なところを回って、キッチンのところで屍音が冷蔵庫(冷蔵庫といっても、氷とかで冷やす昔の奴)から
「あっこれプリンだ！勿体無いからね。たべてあげるよ。」ﾊﾟｸ
屍音「ああああ腹が痛いんじゃぁぁぁ」
把音「引っかかったな！それは賞味期限15年前のプリンだ！」
屍音「もうこんなとこなんてくるもんかぁ！」
屍音「はやぐ宿いきましょ」
と、私をずるずる引きずっていった。