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Soya side
久しぶりに優斗と会って、連れてこられたのは、
あの日のアパートではない、とある一軒家だった。
ピンポーン、とその家のインターホンを鳴らすと、ドアの奥から出てきたのは、小さな女の子。
ゆとくん！、と優斗の名前を呼んで出てきたその子は、彼女にそっくりだった。
やがてその子に穿いていたジーンズをちょんちょんとつつかれ、その子の目線に合うようにしゃがんだ。
「 猪狩蒼弥です、よろしくね？ 」
紫苑「 しぃはさくましおん！しぃちゃんってよんでね！ 」
その子はしぃちゃんと名乗った。
しぃちゃんは優斗と俺の手を引いて、家の奥へと案内してくれた。
まだほんのりと新居の匂いが残る家の中に入ると、広いリビングの向こう、キッチンに立つAと作間の姿。
紫苑「 ぱぱ！まま！ゆとくんとそやくん来たよ！ 」
しぃちゃんが笑顔で作間とAを呼ぶと、作間がしぃちゃんの目線に合わせてしゃがんだ。
龍斗「 偉い偉い。ありがとね、しぃ。ままはケーキ作ってるからあっちで優斗と猪狩くんと遊んでおいで？ 」
紫苑「 ぱぱは？ 」
龍斗「 パパはママのお手伝いしてるから、 」
紫苑「 ぱぱともあそびたい〜！ 」
駄々をこねるしぃちゃんを優斗がなんとか呼んで、3人で遊ぶ事になった。
しぃちゃんはおままごとが大好きで、Aの事も、作間の事も大好きだということがわかった。
しぃちゃんを見てわかった。
俺の心にも漸く諦めが付いたみたいだ。
俺はどんなに頑張っても、この幸せな家族を壊すことなんて出来ないんだ、と。
Aを二度と手に入れることなんて、出来ない。
彼女を手に入れようなんて、タブーなんだ。
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ハル(プロフ) - ずっとずっと続きが気になってたので読めて嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年12月16日 22時) (
レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷちまる(プロフ) - Mirukyさん» コメントありがとうございます！新作の方もこちらの作品も引き続き、よろしくお願いします！ (2018年10月29日 0時) (レス) id: 410c5672ce (このIDを非表示/違反報告)
Miruky(プロフ) - 作品読まさせていただいてます！新作の方も見ようと思っています。忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！ (2018年10月27日 0時) (レス) id: 7712cdd349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷちまる | 作成日時：2018年10月16日 23時
