Gray Love

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｢｢お疲れ様でしたー｣｣



定時になり、ドアの方を見ると、

疲れきった顔をして帰る人や、
これから彼女とデートなのか、その人を追い越してウッキウキで帰っていく人がいた。







JM｢先輩〜｣


JM｢ナナ、一日頑張ったよ｣

JM｢癒してー？｣


『え、』

『ど、どうしたの？』



ジェミン君、ちょっと変な子だなと思ってたけど、

こんなだったっけ、？

なんか一人称ナナになってるし






JN｢ジェミナ、あの日か｣


『え？』

『あの日？』



JN｢はい｣

JN｢テンションがおかしくなる、みたいな｣


JN｢まぁ、元々変なんですけどね笑｣


『へぇ』

『わっ、』




今さっきまでジェノ君と話していた中心の人物、

ジェミン君は私に抱きついた。




JM｢A〜｣

JM｢んふふ｣


『ちょ、ジェミン君？』

『ここじゃ駄目だよ、』



もう、みんな見てるじゃん！

レアン先輩達、勘違いしてるのか、ニヤニヤしてるし…






『い、一回離れよっか』


JM｢やーだ｣




HC｢おいジェミナ、｣

HC｢先輩から離れろ｣



ヘチャン君は私からジェミン君を引き剥がそうと、ジェミン君の腕を引っ張ったり、ポカスカ叩いてるけど、

ヘチャン君の力は今のジェミン君には劣るようだ。





HC｢はぁ、｣

HC｢ジェノ、お願い｣


JN｢はいよ笑｣



ヘチャン君はあんなに苦戦していたのに、

ジェノ君はジェミン君を簡単に引き剥がした。




JM｢あー、｣

JM｢Aと離れたくないぃ｣



HC｢この野郎｣

HC｢"あの日"を利用しやがって｣


JN｢まぁまぁ笑｣




RJ｢Aー、帰ろうぜー｣


『うん』





HC｢あ、先輩！｣


『ん？』


HC｢連絡先交換しましょ！｣

HC｢いいですよね！｣

HC｢はい！スマホ出して！｣




何も否定ができなかった私はスマホを出した。

そしてヘチャン君に奪われ、強制的に連絡先を交換させられた。




JM｢あー！ズルい！｣

JM｢ナナも！｣


HC｢お前は駄目！｣


JM｢何で！？｣


HC｢さっき先輩を困らせた罰！！｣


JM｢ケチ｣



『あはは、』

『ジェミン君は、また今度ね』


JM｢やったﾆｺ｣


JN｢じゃあその時俺も｣


『うん』



HC｢帰ったら連絡しますね♪｣


『うん笑』











RJ｢A、早く行こ｣


『え、あ、うん』




ロンジュナ、どうしたんだろ、、





『わっ、』







ロンジュナは私の腕を引っ張って、会社を出た。

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