検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:161,932 hit

ねぇその銀髪結構チカチカすんだけど ページ6

「隣座っても良い?」

その声を辿り見上げると、目がチカチカとしそうな銀髪の男だった。

どう見ても不審者っぽい。

だって見て!!目に包帯巻いてるよ!?完全に厨二病の成れの果てやん!!

でも、勝手に座る前に断り入れてきたから座らせてやろう。

「どうぞどうぞ〜」

「じゃあお言葉に甘えて〜」

よく見ると、かなり身長が高い。若しかしてイケメン!?(彼女は酔っています)

「君絶対イケメンやろ〜。何でこんな飲んだくれのおばちゃんの隣に座ったん?」

「まぁ気まぐれかな?それとあんまり僕と歳変わんないと思うよお姉さん」

何歳?と聞くと26と帰ってくる。確かにあんま歳変わんなかった。

「お姉さんは?」

「私ぃ?私は28〜。もう三十路もいい所なんよねぇ」

空になった徳利を見詰めながら机に突っ伏す。

「お兄さんも気いつけぇや〜。意外と結婚とか大変やぞ、25超えると」

「そ、そうなんだ」

そんな話をしていると、またあの浮気男を思い出す。あ゛あ゛くっそ!!と思いながらも一応表に出さないようにする。

「じゃあ私はこれで帰るから。僕もあんまり飲みすぎんよーにねぇ」

大将!!お勘定!!と言って席を立つと、パシッと手首を掴まれた。

「ん?どしたん?」

「えぇっと、来週ここ来る?」

何やこの坊、と思ったが今は酔いフィルターで新しい飲み仲間が出来た程度に思ってしまった。

「えぇで〜!!お兄さん可愛いから飲み代ぐらい何時でも出したるわぁ〜!!また来いやぁ」

そう言って銀髪をぐしゃぐしゃと掻き回す。

「それじゃあねぇ〜」

「気をつけて下さいね〜」

そう言って私は居酒屋を後にした。

次の日、私はこの事を綺麗さっぱり忘れていた。

そして私は分かっていなかった。お酒パワーで可愛く見えていた銀髪君が。

「……案外チョロいな」

策で私に近づいていたことも。

女としてこれはどうなのよ→←婚約ダメゼッタイ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (126 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
316人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 途中で力尽きたらごめん   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

数学(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!!すぐに直させて頂きますm(*_ _)m (2021年3月1日 8時) (レス) id: 854f7b158c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 26ペン 七海健人 ではなく 七海建人 です。 (2021年3月1日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
数学(プロフ) - shinox2さん» 全然大丈夫ですよ〜!!また読めない漢字等ありましたら何時でも質問して下さいね!! (2021年2月28日 16時) (レス) id: 854f7b158c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - ありがとうございます。ちゃんと妖怪として存在したんですね。てっきりオリジナルかと思ってました。ググればよかったですね(^^; (2021年2月28日 14時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
数学(プロフ) - shinox2さん» わわ!!読んで頂きありがとうございます!!コレは百々目鬼(どどめき)と読みます!!目がめっちゃついてる妖怪ですね!!ちゃんと読み仮名を付けていなくてすみません(汗) (2021年2月24日 22時) (レス) id: 854f7b158c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:数学 | 作成日時:2020年12月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。