居酒屋で会った婚約者【五条悟】

銀髪君の仕事 ページ13

｢……よし分かった｣

｢何が？｣

彼と口論するのは金輪際止める。勝てねぇわ。

どんだけ羽目外しても良いよって言っても頑なになっちゃって、終いにはお酒すら口にしなくなっちゃった。

以外と子供っぽかった。(いや私も大分子供)

｢じゃあ今日は銀髪君の話を聞きたい。この際素面でも何でもいいわ｣


｢えぇ？僕の話ィ？つまんないから止めとこ〜よ｣


｢いや、私君に話してばっかなの何かやだし｣

｢そうだねぇ。僕の勤務してる高校は専門学校でね。生徒は1年生は2桁にもいかないよ｣


｢…それホントに高校？｣

｢失礼な。ちゃんとした高校だよ｣

曰く、ちょっと宗教チックな学校らしく生徒も由緒正しい血筋の人間しか来ないとか。

何だか昔、話だけ聞いた呪術高専って学校に似ていると思いながらもまさのと思って頭を振る。

いやいや。まさかまさか。ね？

考え過ぎだと分かっていながらも、否が応にも悪い方向に考えが寄ってしまう。

｢……銀髪君。君の勤務してる高校の名前は？｣

若しその高校が呪術高専なら。







私は彼から逃げなければならない。

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