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こうして私達は真実を知った。
そして翌日から私達は脱出の作戦を立てた。
レイを引き入れ、1個下のドンとギルダも作戦に加えた。
外の世界にウィリアム・ミネルヴァという食用児の味方かもしれない人がいる事、左耳に発信機がある事も知った。

ウィリアム・ミネルヴァっていうのは図書室にあった梟の蔵書票で知ったんだけど、モールス符号という暗号でここが危険だって事を教えてくれてたんだ。

ミネルヴァさんには支援者がいてその人がシスター、1時期私達の監視としてハウスにいた人なんだけど、その人にペンを渡していた。

そのペンには仕掛けがあって秘密のメッセージが隠されてた。
メッセージによって脱獄後の当てが出来た。
脱獄に向けて作戦を練る中でレイが最初からハウスの事を知っていた事がわかった。

レイには幼児期健忘、つまり幼少期の記憶を忘れることが起らなかったらしい。
成長するにつれ記憶との差に疑問を持ち文字が読めるようになって現実が偽物だということに気付いたと言っていた。

そこから6年私達3人を救う為にママのスパイとなって出荷される子供達を見送り続けた。
私は悔しかった。
レイの苦しみに気づけなかった事が。
そして、脱獄前日。事件が起きた。
私達は脱獄経路の下見の為に塀に向かっていた。
後で見取図を書くけどハウスと外を繋ぐ場所は塀と門しかなかった。
門は出荷時にしか開かないため必然的に塀を使う事になる。その時ママが来た。
本来ならスパイであるレイが止めていたはずなのに。

イ「はじめましてエマ、ノーマン、A。」

いつもと違い表情の無い声。
あぁこれがママなんだ。
心のどこかでまだ信じていたけどダメだった。
ママは私達に抗う事を諦めて欲しいと言った。
確かに諦めてしまえば楽だ。
だけど諦める事はしなかった。
私達はノーマンに塀を登る為のロープを託し2人でママを止めようとした。その時だった。

バキッ

エ「「うわぁぁぁ!」」

ママが私達の足を折った。
あれ以上に痛かったことは後にも先にも無い。
だけどそれ以上にママの言葉は残酷だった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 約束のネバーランド , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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夜桜夢遊(プロフ) - 天雪さん» 大丈夫です。むしろこういうコメントは歓迎です。天雪さんの小説も面白いと思いますよ。 (2020年8月2日 8時) (レス) id: c168e73bad (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - 夜桜夢遊さん» いえいえ!こちらこそ偉そうに言ってしまって…お話、語彙力あって羨ましいです…(ぴえん) (2020年8月2日 8時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜夢遊(プロフ) - 天雪さん» そうなんですか!忠告ありがとうございます。 (2020年8月2日 8時) (レス) id: c168e73bad (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - 夜桜夢遊さん» あの話だけは消した方がいいですよ。(最初のやつ)たぶんそれ違法アップロードなので… (2020年8月2日 8時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜夢遊(プロフ) - 天雪さん» そうです。有料サイトで見れるほどお金を持ってないので。 (2020年8月1日 23時) (レス) id: c168e73bad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜夢遊 | 作成日時:2020年3月19日 13時

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