悪役少女に転生してしまったので、イベント回避頑張ります

回避１８ ページ19

貴女『えっと…助けてくれてありがとうございます』








一応、王族だし敬語使っとこ









貴女『私はA・ピスティーと言います
この国に用事があり、やってきました』









ファレナ｢用事？この国に何か用でもあったのか？｣









破滅イベントを回避にし、レオナのとこに来ただなんて言えないし……









う〜ん…









貴女『あっ、人を探しに来ました』









ファレナ｢人？｣









貴女『はい、もしかしたらこの国にいるかもと思いまして』








なんとなくレオナのイベントが起こらなさそうだったら、この国から出ていくしね









ファレナ｢そうか、じゃあこの城に泊まっていけばいい！！
人が見つかるまでな！｣









これが世に言う陽キャ…か？









こんな爽やか笑顔で、知らない私を受け入れてくれ様とするのが陽キャなんか！！？









貴女『私陽キャは無理ﾝﾝｯ"流石に失礼なので』








あぶねぇあぶねぇ、ヲタク発言(？)が出そうになってしまった←








ファレナ｢気にするな、Aをレオナに会わせたいんだ！
じゃあ、この部屋でゆっくりしといてくれ！！｣









待て行くな、陽キャァァアアア！！！←









という(心の)声も聞かず、ファレナは部屋から出て行く









貴女『探してる人なんてどう言い訳すれば…』









私は少し後悔していると、ふと二人の男の顔が浮かんだ









黒髪で赤いメッシュが入っており、金色の目をしているラフ









そして、白髪で赤い目をしたユウリ









あの二人は私の身の周りの世話をしてくれる二人









火事の時に離ればなれになってしまったけど…









　
まあ、あの二人のことだから生きてるか









お母様とお父様が亡くなり、きっと家族と呼べるのは彼等しかいない









でも、いつか会えるか…









そのいつかがすぐとは知らずに私は微笑んだのであった

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