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人っ子一人 ページ9

癒慰side


俺には一人の姉が居た


俺等の家族は皆鬼を独自の方法で駆っていた


特に姉貴は剣術に優れてて雪を纏わせたり、紅色の炎を纏ったり、兎に角凄かった


俺は其のとき未だ小さくて何をしているのか分からなかった


ある日の午後、姉貴はこんな話を俺にして来た


『ねぇ、癒慰』


癒慰「なぁに!おねぇちゃん!」


『鬼って知ってる?』


癒慰「鬼?おにはしってるよ!人を食べるんだ!」


『そう、鬼はね、全てを壊していくの。幸せも命も血肉も。そんな悪い鬼達を倒すのが私達の仕事なんだよ?

その中でも私達の一家は特に強いんだよ』


癒慰「俺も強くなれるかなぁ!」


『成れるよ!私が教えてあげる。それに、何て言ったって私の弟なんだから!』


そうしてすくすくと育っていった俺は鍛練を始めた


初めて鍛練をした次の日には体が動かなくなった


只やって来て俺は薄々気がついていた

姉の体は衰弱していってること、

姉は鬼に狙われ続けているということ


“姉は稀血のなかでもとんでもなく栄養価が高いこと”



ある日、俺は昔みたいに呼ばれた


『あのね、もう、私から教えることは正直無いの。だから最後に三つだけ教えるね』


教えてくれた内容の内、最後の一つは其のときの俺にとっては酷なものだった


『一つ目、鬼は全てを壊していく、だから鬼なら何でも切り刻め!


二つ目、貴方が使える呼吸は時の呼吸ともう一つある。其は“精霊の呼吸”。これは私が最初に使えるようになった呼吸、つまり、育手は私。この呼吸は助けを求めれば精霊が助けてくれる


三つ目、の前に一つ聞くね?』


癒慰「な、なんだよ」


『貴方は……鬼殺隊に入りたい?』


癒慰「当たり前だ!姉さんと一緒に鬼を駆るんだ!だから死ぬなよ!」


『ふふふ、そうだね、
却説、話を戻すよ?


三つ目、
私、任務にでなくちゃいけないの









______上弦の零が相手』


癒慰「で、でも、姉さんは何回も何回も十二鬼月切ってるから大丈夫だろ!」


俺は嘘を吐いた。大丈夫な訳が無い。


俺の両親、即ち俺達の両親は上弦の零に殺されてしまった


怖い、嫌だ、行かないで


そんな事、迷惑を掛けるだけだろうから


案の定、俺の姉貴は殺された。相討ちだったらしい


蝶屋敷でみた眠るように横たわる姉を見て俺は哭いた


しのぶさんやカナヲさん、楝獄さんに御館様迄、柱全員と御館様の一家が来てくれて


義勇と錆兎、真菰も来てくれた


涙が枯れて俺は泣かなくなった

人っ子二人→←鬼が六匹



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05050301--- - 我妻善逸の許嫁さん» あぁ!本当に申し訳ございません!直します! (2019年9月16日 20時) (レス) id: f82658311e (このIDを非表示/違反報告)
我妻善逸の許嫁 - 炭次郎ではなく、炭治郎です。怒。 (2019年9月16日 19時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月16日 11時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シーニー・リコリス・ラジアータ | 作成日時:2019年9月16日 11時

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