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普段は夢なんて見ないのに、

眠りが浅かったためか、夢を見た。



その夢に、章大さんが出てきた。



真っ暗闇の中で、章大さんと私だけが存在していて

なのに私は、身体を動かすことができなくて。


なんてことない顔をした章大さんが、私の目の前から去ってしまうのを後ろから見ているだけの夢だった。


何の根拠もないのに、私はなぜだか
章大さんに置いて行かれた、と感じて

早く立ち上がってその背中を追いかけたいのに

どれだけその名前を呼んでも、私の声に章大さんが答えてくれることはなくて。



章大さんの姿が見えなくなったあと、どこからか「A」と、私を呼ぶ声がした。



何度も私の名前を繰り返すその声は、
私の求めている声じゃなくて。




「ちがう、章大さんの声じゃないっ」




そう叫んだ自分の声で、目が覚めた。



全力疾走した後みたいに荒い息が苦しくて

どこを見ればいいものかと彷徨わせていた視線が、忠義の顔を見つけて止まった。



「A…」


その声を聴いて、さっき夢の中で私を呼んでいたのは忠義だったのか、とやっと気づいた。


章大さんのものとは違う、低くて甘い声。



繋がっていた手が、離れていくのを感じたけれど
もう一度気軽に手を伸ばすことなんてできなかった。



だって、忠義があまりにも傷ついた顔をしているから。



「ただよし…?」



ほとんど声にならない声で彼を呼んだら
その色素の薄い瞳が一瞬だけ潤んで

次の瞬間には忠義が私の身体に覆い被さってきた。

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茜音(プロフ) - あおゆさん» ありがとうございます( ; ; )楽しく思うようにお話をかけたら一番なんですけどね( ; ; )そう言っていただけて嬉しいです!頑張ります! (2018年2月25日 0時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - shakexshakeさん» コメントありがとうございます( ; ; )書きたいお話と書いてるお話が噛み合わなくなってしまうとよくスランプに陥ります( ; ; )そう言っていただけるとほっとします。 (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - こあさん» 基本的にお話は全部パソコンで書いてストックしてます、、!!お身体大丈夫ですか?( ; ; )大倉くんや安田さんが夢の中だけでもこあさんを看病しにきてくれるのを願ってます、、!!お大事になさってくださいね( ; ; ) (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - えぬさん» ありがとうございます!!お待たせしました、、!!頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - 気持ちわかります…泣。茜音さんの作品好きです!頑張ってください! (2018年2月23日 1時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茜音 | 作成日時:2017年11月26日 23時

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