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「…今まで俺のことを拾ってくれた人達は、みんな喜んでくれたよ？」
納得のいかないような顔でこちらを見る彼。
「……みんながみんな同じ考えって訳じゃないんだよ。」
そう言って私は彼の頭をゆっくり撫でた。
「もう寝よう？」
「……分かった」
どうやら分かってくれたようで、彼は布団に潜った。
少し驚いたのと同時に、可哀想 という感情が芽生える。
今まで彼がどんな人に拾われてきたのか、だなんて考えてみると胸がちくりと痛んだ。
だからと言って、私に男性1人を養うほどの力はない。
どうにかならないものか、そんなことを考えているうちにいつの間にか眠りについていた。
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続く (更新停止中)
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作者名：依 | 作成日時：2019年5月21日 22時
