繰り返す痛み side DH ページ34
Aと話をしてる最中に、ガユンからの電話。
GY「ドンヘオッパ…!!!!お母さんがっ…お母さんがっ…うぅ…」
DH「ガユン??落ち着け?」
GY「オッパ…!病院に運ばれた!お母さんが倒れたの…〇〇病院…どうしよう…」
DH「分かった。すぐ向かうから。」
Aがこの後言おうとしていた事は分かってた。
でもガユンの只ならない声色に、お母さんが倒れたって事がまずい状況なんじゃないかって…
もし、ガユンまでも親を亡くすことになったらと思ったら、Aに“ごめん”と謝り車を走らせた。
その途中、ヒョクに電話をしてあった事を話し、ヒマワリに行ってもらうようにした。
言われた病院に着き、ガユンに連絡を入れれば、さっきよりも大分落ち着きを戻していた。
GY「…オッパ?」
DH「ガユン…おばさんは?」
GY「うぅ〜…うっ、うぅ…大丈夫だったぁ〜軽い狭心症だけど、もう落ち着いてるって…」
DH「そうか…よかったぁ〜…」
GY「お店で急に苦しいって倒れちゃって…救急車で運ばれたんだけど、いろいろ機械付けられるお母さんにテンパっちゃって、オッパに電話しちゃった…」
DH「いいよ、おばさんが無事で本当良かったよ」
GY「ありがとう。オッパ。とりあえず今日入院して明日には退院できるって。」
そう聞いて安心した。
本当に良かった。
ガユンまで1人ぼっちにならなくて良かった。
Aは今どうしてるだろう…
ヒョクが行ってくれてるけど…
泣いてるよね…
今から行っても大丈夫かな…
GY「オッパ、こんな時間にどこにいたの?着くの早かったね?」
DH「あぁ〜…、ヒマワリに居たんだ。」
GY「!!!!!!!!もしかして今日…Aさん誕生日…?」
DH「あぁ;でもガユンは気にしなくていいから。おばさんの看病しっかりやれよ?」
GY「待って!また私Aさんとオッパの邪魔してるじゃん…本当ごめんなさい…」
DH「大丈夫だよ、俺らいい感じって言ったじゃん」
GY「でも…!!!!私Aさんに話す!誤解解かなきゃ!」
DH「いいよ、俺からちゃんと言うから」
GY「オッパ…」
DH「とにかく今日はガユンもゆっくり休めよ?」
そう言って、病院を後にした。
気づけばAの誕生日は終わってて、日付けは変わっていた。
ヒョクに電話して今の状況を確認した。
あぁ…また俺はAをひどく傷付けてしまった。
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作者名:shino | 作成日時:2017年2月14日 11時