HIMAWARI-2 (ページ4)

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久々のデート？ side you ページ4

週をまたぎ、今日はドンへと2人で食事をする日。

お店は定休日で、昼間からソワソワしていた。

これでも一応女子だから、昨日の夜はパックをしたり、特別な日用の美容液を使ったり…

思い返せば、完全に恋する乙女状態。

今は部屋で洋服を決めている最中。
見事に部屋が洋服でくちゃくちゃになってしまっていた。

もう、4月になる。春になって、外にも出やすい季節だ。

結局、スキニージーンズに春ニットにトレンチコートを羽織るいつも通りのスタイル。

変に気合いを入れてもね…；ハハっ；

迎えに来てくれると言ったけど、それだと付き合ってる時と同じになっちゃうと思い、お店で待ち合わせをするようにしてもらった。

待ち合わせにするように頼み込むのにも、苦労した；

朝からソワソワしてたし、家でじっとしてるのもできなくて、早めに家を出た。

約束のお店は漢江沿いの日本食レストラン。

予定の時間まではまだ時間があったから、その辺をプラプラ。

やっぱり街を散策するのは、いい。
ぼーっと散歩したり、写真を撮ったり。
いつの間にか予定の時間に近づいていた。

すると、スマホが鳴った。

“早くに着きすぎちゃった～先に入って待ってる”

ドンヘもソワソワしてたのかな？
そんな風に思ったら、ドンヘが愛おしくなった。

“私も近くにいるから、行くね？”

そう返信してすぐにお店に向かった。

お店に着くと、奥の個室に通された。

綺麗な和風のお店は、静かで、日本式の建物。雰囲気も素敵。
一気に日本に来ているかのような感覚になった。

個室の襖を開ければ、ドンヘが居た。

なんだか変な感じ。
今までは普通だった2人きりの食事も、いつぶりだろう。ドキドキしているし、初デートのような気分。

DH「迷わなかった？」

A「うん。有名なお店だから大丈夫だったよ」

DH「そっか。なんか緊張しない？俺、すごく緊張してるよ」

A「ふふっ、私も変な感じだなーって緊張してる」

DH「一緒だ」

A「うん、一緒。」

DH「好きなの頼んでね？」

A「うん、ドンヘもね？」

普通だったらかっこ悪いと思うことも、ドンヘはよく口にする。
緊張してるとか、好きな人の前で言わないでしょ？

でもそんなところも含めてドンヘはドンへで。
ドンヘのいいところ。

着物姿の女性が料理を運んできてくれた。

運ばれてきた料理はどれも美味しそうで、見た目も綺麗だった。