初デート？ side YOU ページ9
昨日は結構遅くまでキュヒョナと飲んでいた。
なのに…
さっきから枕元のスマホが煩く鳴っている。
誰からかは見当がつく。
昨日、酔っ払った私達は結構盛り上がっていた。
KH「ヌナ〜！フジキュー行こうよ！明日！」
A「え、嫌。」
KH「え〜じゃないか！え〜じゃないか！」
A「だから、嫌。」
KH「冷たっっ！ひどっっ！ブラックヌナ！」
A「誰か他に行く人いない訳？」
KH「なんでそんなに嫌がるの⁉明日休みって言ってたじゃん！もしかして…怖いの？w」
A「はぁ？怖くないし！」
KH「へぇ〜ヌナ…怖いのか〜」
なんて会話をしていた。だから電話をかけてきた犯人は…
A「キュヒョナ…朝から何…？」
KH「おはよう。ヌナ！まだ寝てるの⁉起きてよ！フジキュー行くよ！」
A「行かないってば〜」
KH「1時間後に〇〇駅で待ち合わせね！じゃね！」
そう言って、勝手に電話を切られた。
1時間後に⁉まだベットの中なのに、間に合う⁉私⁉
大急ぎで支度をし、久しぶりに遊園地なんて行くから、少しワクワクしている自分がいた。
駅に着き、キュヒョナと合流すると貸切タクシーを頼んでくれてあり、それに乗り込んだ。
さすがいつもパソコンいじってるだけあるな。
KH「今日はデートだから」
A「え⁉デートなの⁉」
KH「ぶっ！ヌナの反応、やっぱ面白い」
A「だってそういう反応になるでしょ」
KH「最初で最後の…デート。だから許してよ」
A「う、うん。分かったよ」
少し切なそうに言うキュヒョナに分かったとしか言えなかった。
A「はい、これ食べなよ」
KH「見たこと無いお菓子ばっか！w遠足みたいじゃん」
A「だって、遠くに行くとなれば旅のお供として、お菓子は必需品じゃない？日頃我慢してる分、こんな時は食べたくなるじゃん」
KH「嫌がってた割にはすげー楽しそうじゃん」
A「私、実はすごく絶叫マシン好きなの。だから行くと歯止めが効かなくなりがちで…」
KH「怖い訳じゃなかったの⁉なーんだ！じゃぁ思いっきり乗れるんだ！やった！」
そうこうしていると、フジキューに着いた。
平日で結構空いていたから、2人で思う存分乗りまくった。
2人で絶叫して、笑って、くたくたになるまで遊んだ。
A「久々にこんなに声出したかも。楽しかった〜」
KH「少しは元気出た？」
A「……うん！ありがとう。キュヒョナ」
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作者名：shino | 作成日時：2017年1月10日 16時
