決意の報告-2 side DH ページ17
チーフ「Aは事務所に戻る方向で、話しておくよ。それで、公表する事についてだ」
DH「僕はすぐにでも公表したいです。結婚も考えてます。なので、もうスクープされて別々になんて嫌なんです。」
A「⁉⁉」
Aには結婚の話なんてしたことがない。僕がそんな気持ちだったことに、驚いている様子だった。
チーフ「Aはどうなんだ?」
A「私も、真剣な気持ちでお付き合いさせてもらっています。なので、ドンヘさんが公表に踏み切ってくれるなら、私は全力でサポートしていこうと思ってます。」
チーフ「…結婚は?」
A「…いずれは。すぐに無理なのは分かっています。タイミングは、世間の反応もあると思うので、時期をみて決めさせてもらえればと。」
チーフ「…Aは冷静だな。ドンヘ、分かったな?社長に言っておくからな。おめでとう!」
DH・A「ありがとうございます!」
チーフが出て行った部屋で、2人して声を出して喜んだ。
数日後、Aは日本に戻った。
また離れ離れだけど、気持ちが繋がってると、こんなにも穏やかな気持ちでいられる。
公表の準備が整ったから、僕はペンに向けて公表した。
寂しい
ショック
裏切られた
いつからなの?
相手は誰だ
ドンヘを独り占めするな
おめでとう!
羨ましい
など、反応は様々。分かっていた事だけどね…
ここ最近、僕が行くところどこでも前にも増して、ペンの数がすごかった。
泣きじゃくるペンに、怒ってるペン。
僕は軽く手を挙げることしかできなかった。
でもAといる事を選んだんだ。
これからも、最高の音楽とステージ、最高のSJのドンヘとしてやっていって、ペン達に少しでも理解してもらえたらって…
簡単な事じゃないけど…
でもAとの幸せを諦めたくない。
そこまで思える相手に出会えだんだ。
Aは1ヶ月位で、またこっちに戻って来る。それまでに前に進もう!
Aがこっちにきて少ししたら、軍入隊もしてしまう。
少しでも寂しくないよう、僕たちの家には新しい家族が増えた。
”ユキ”
日本の名前っぽくて、Aも呼びやすそうでしょ?白くフワフワの犬。
後は僕の写真をとりあえずたくさん飾ってみた。
そして、バタバタと毎日は過ぎて行き、あっという間にAが、来る日になった。
今日も、練習室から抜け出して、Aには内緒で空港に迎えに来た。
ユキと花束 side YOU→←決意の報告-1 side DH
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作者名:shino | 作成日時:2017年1月10日 16時