彼女の悩み2 side E ページ43
E「A、1つ言えるのは、大丈夫ってこと」
A「…なんでそんなにさらっと大丈夫って言えるの?」
Aは今にも泣き出しそうな声で言った。
E「ドンヘがどう考えて、どう行動するかは本人しか分からないよ」
A「ちょっと!普通に名前言ったらダメだよ!ここで2人なのもマズイのに!」
Aはこんな時もそういうところに気を使ってくれる。本当にいい奴だし、自分の気持ちを大事にして欲しいと改めて思った。
E「ごめんごめんw」
E「でも、俺はAの気持ちを優先するべきだと思う。それが2人にとっての幸せだろ?あいつがそういう理由で断ってきたって知ったら、余計に諦めつかなくなるし、その後俺らが大変なんだよ?」
A「大変そうなのは、何となく分かる…wでもね、今日明洞に行ったの。そしたらペンの子達を間近で見ちゃって、、そしたら余計にさ、あ〜この子達を悲しませるのか〜って。」
E「そういうのは、あいつもちゃんと分かったうえで、Aに気持ち伝えてるよ?俺らも色々あったし、そういう事でどうなるかって痛い程分かってるし。だからAはAの気持ちを大事にしなよ」
A「でも…」
E「でもじゃないよ?AはAの気持ちを大事に。きっとこれはあいつも想ってることだよ?」
A「うん…ありがとう。彼とちゃんと話してみるね」
そう言って立ち上がったAは一緒には出られないから、先に行くね?とごめんねって手を合わせながらお店を出て行った。
ちゃんと伝わったかな?
ドンヘもちゃんと伝えろよ?お前の気持ちを。
じゃないとAは自分の気持ちをなかったことにしちゃうよ?
コーヒーをゴクっと飲み込んで、外に出た。
タクシーを拾って、宿舎まで帰った。
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作者名:shino | 作成日時:2016年11月22日 17時