正直な気持ち side YOU ページ35
A「あれ？みんなは明日も撮影だっけ？」
E「うん、明日もちょこちょこ撮影残ってるよ！」
A「そっか〜、…シュジュオッパ！ファイティン！w」
わざとおどけてエールを送ってみた。
SW「おお〜頑張る気になるね〜w」
D「A絶対ふざけてるじゃーん」
みんなで笑っていたら、今日の疲れはどんどん癒されていく。
お手洗いに行くために立ち上がり、その瞬間フワフワして、自分が結構酔っ払っているんだと思った。
お手洗いを済ませ部屋に戻ろうと通路を行ったり来たり…そんなに広くはない店内。いつまでもたどり着けず、どうしたもんかと考えていた。
すると、後ろから声をかけられた。その声にハッとして後ろを向いた。
KY「何してるんですか？迷子ですか？」
図星だった事に恥ずかしくて顔が熱くなるのが分かった。
A「違うよ、ただちょっとぼーっとしてた…だけだもん」
KY「もー本当に、ヌナは抜けてるんだか抜けてないんだか。」
キュヒョンさんが優しい笑顔で言ってきたから、思わずドキっとした。
A「抜けてないよ！いいから部屋まで案内してくださーい」
KY「ほら迷子だったんじゃん」
するとキュヒョンさんは一歩近づき、私たちの距離がぐっと縮まった。
KY「誰にでもこんな顔するの？」
どんどんキュヒョンさんの顔が近づいてくる。
A「え？どういうこと？」
平然を装ってそう言うと、
KY「酔っ払ったヌナは危なかしい。でも可愛いよ。だから誰にでもそんな姿見せないでよ」
A「何言ってんの？キュヒョナも酔っ払ってんじゃ〜ん」
わざととぼけて言った。この雰囲気はまずいと思ったの。同じ店内にはドンヘさんもヒョクチェさんもシウォンさんもいる。
ましてや、この雰囲気にのまれて流されてはいけない。
KY「酔ってるけど、酔っ払った勢いの言葉なんかじゃないよ？俺の事見てって言ったよ？」
キュヒョンさんのその言葉は私をパニックにさせるには充分すぎる言葉だった。
A「だめなの！キュヒョナ、だめなの！」
KY「ヌナ？だっ、大丈夫？」
私が今にも泣き出しそうな表情になっているのに気付き、慌てだしたキュヒョンさん。
A「キュヒョナの気持ちに応えられないの！だからそんなに優しい顔しないで…」
まるで駄々をこねる子供のように言う私に、
KY「ヌナ…ごめん、困らせてごめん。」
A「謝るのはなしだよー、私のほうが謝らなきゃいけないの、キュヒョナ、ごめん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：shino | 作成日時：2016年11月22日 17時
