41話 ページ43
少し歩くと(私にとっては少しだけど千寿郎にとってはかなりの距離)町が見えてきた。
「おお〜町に着いたね」
千「そ、そうですね…」
「疲れた？ごめんね！ずっと歩きっぱなしだった」
千「いえ！大丈夫です！」
はぁ、無理させちゃったな…
「とりあえずどっかに入ろう」
どこがいいかな〜と言うと、千寿郎は「あそこがいいです」と控えめに指を指した。
そこは定食屋のようだった。
「じゃ、そこに決定！」
歩き出した時に周りから視線を感じた。
ん？なんだ？
千「あの、Aさん。なんか凄く見られてます…よね？」
「うん。めっちゃ見られてる。なんでかな…あ」
これ絶対私のせいじゃね？
「先に服屋に行っても？」
そう言うと、千寿郎は、ああ〜と言う顔をした。
千「先に行きましょう」
「かたじけない。すぐに見繕う」
視線を避けるように早足で服屋を探し、よさそうな店を見つけて入った。
へぇこの時代は呉服屋っていうんだ。
店主「いらっしゃい」
私たちが店に入ると店主が顔を上げてそう言った。
そして変な顔をした。
…すみませんねぇ、変な格好で！
「あの、安くていいんで動きやすい服はありませんか？」
店主「…ちょっと待ってな」
そういい、腰を上げて服を探しに行った。
千「すぐに見つかりそうで良かったですね」
「ホントだよ。あの視線が嫌で人気のない道へ入って誘拐されたんだもん」
もう最悪といったようにため息をついた。
数分くらいたった頃、店主は何着か服を持ってきた。
店主「この中から選びな」
「ありがとうございます」
うーん、どれがいいかな〜。
「千寿郎、どれがいい？」
千「えっ私が決めるんですか!?」
「頼むよ〜私優柔不断だから決められない」
千「そうですね…あ、じゃあこれなんてどうでしょう？」
そう言って選んだ服は上が赤地にしたか紺色といった、所謂大正ロマンといった袴だった。
「おっいいじゃん！これにするよ」
おばさん、これここで着替えられる？と聞くと、「中に入りな」と言われ、部屋の奥へ案内された。
店主「あんた、そんな珍妙な格好してて袴の着方わかるのかい？」
「はい！多分！何回も日本へ来たことあるので！」
そう言うと、ふーん、終わったら教えな、と言い部屋を出ていった。
よーし、着替えるぞ！
私のお着替えタイム☆
覗きは厳禁、だぞ！
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梟 - はい！気長に待ちます！ (2019年10月8日 1時) (
レス) id: 5c607c067f (このIDを非表示/違反報告)
なの星(プロフ) - 梟さん» ずっと煉獄さん出したかったんですけど、結局最後しか出せませんでした笑 早めに続編だせるように頑張ります！しばしお待ちを！ (2019年10月7日 19時) (レス) id: 5608f88791 (このIDを非表示/違反報告)
梟 - 続編楽しみにしています！煉獄さん（兄）が出てきてくれてすごく嬉しいです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年10月7日 1時) (レス) id: 5c607c067f (このIDを非表示/違反報告)
なの星(プロフ) - まこさん» こちらこそすみませんでした！指摘する方も勇気がいると思うのでまこさんには感謝しかないです！良ければこれからもこの小説にお付き合いして頂ければ幸いです^^* (2019年10月6日 23時) (レス) id: 5608f88791 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - なの星さん» 丁寧な対応ありがとうございます。この作品が人気の理由が分かりました！お騒がせ致しました (2019年10月6日 20時) (レス) id: c392ad3879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの星 | 作成日時：2019年8月28日 20時
