女の子の日(2)◎Kenta.K ページ15
……………
From 貴方の部屋
(……やってしまった、健太絶対怒ってるよね…イライラして八つ当たりとか…はぁ… 最悪なことした…)
そう考えると自然と涙がこぼれた
(うぅ……お腹も痛いし、感情ぐちゃぐちゃだし…ほんと自分が嫌)
考えれば考えるほどお腹が痛くなり私はその場にしゃがみこんでしまった
A「…もぉ…お腹痛い…無理…しんどい…ッ」
すると肩の方にブランケットをかけられた
健太「Aごめん。今日あれなんでしょ?1ヶ月に1回くるやつ…気づいてやれなくてほんとごめん」
(気づいてくれたんだ…)
A「…健太は悪くないよ…全部私が悪いから…」
健太「Aは全く悪くない。これ、薬持ってきたから飲んで、」
A「ごめん…ありがと…」
私は健太が持ってきた専用の薬を飲んだ
健太「俺はなったことないから分かんないけど、すっごい痛いんでしょ?いつも戦っててAはすごいよ、俺にも痛み分けられたらいいんだけどできないから、何かして欲しい事があったら遠慮なく言って」
A「じゃあ……ぎゅって…して欲しい…かな…」
健太「ん、」
そう言うと優しく抱きしめてくれた
健太「これだけでいいの?」
A「うん、これだけでもだいぶ良くなってきた…ありがとね」
健太「良かった……実はね、今日Aと一緒に餃子作ろうと思ってたんだ」
A「…え、そうだったの…?」
健太「うん、だからご飯作ってなかった」
(それは完全に私が悪いな…)
A「それを知らずに一方的に怒っちゃってほんとごめんね…嫌いになったでしょ」
健太「そんなんでAの事嫌いになるわけ無いじゃん」
A「これからも、こういう日があるかもだよ…?いいの?」
健太「Aだから許せる。そういうときは、遠慮なく頼ってほしい」
健太の優しい言葉で更に涙がこぼれてきた
A「うぅっ…健太ぁ〜大好き」
健太「はいはい笑、けんたもAの事大好きだよ〜〜」
その後も健太はずっとそばにいてくれて、朝まで抱きしめてくれたのであった___
fin*
長年の片思い(1)◎Zin.S→←女の子の日(1)◎Kenta.K
139人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ドール | 作成日時:2020年5月16日 19時