Imagination*(短編集) (ページ11)

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ずっと側に…(1)◎LIKIYA ページ11

LIKIYA(29)×貴方(24)

貴方side

この頃仕事がとても忙しくて、毎日帰るのが22時をすぎる生活をしていた

(毎日毎日疲れるな……今日はお客さんに怒鳴られて更に辛かった…もう家帰ったら何もしたくない)

重い足取りで家に帰りつき扉を開けると、誰もいないはずの部屋からいい匂いがした

力矢「A、おかえり」

キッチンを覗くとそこには彼氏である力矢さんが、ご飯を作ってくれていた

A「え…？なんでいるんですか？」

力矢「昨日電話したときに、疲れてる声してたから心配でさ。明日俺仕事休みで、会いに来たらAいなくて、暇だったから夜飯作っといたんだけど……迷惑だった？」

やばい…我ながらいい彼氏を持ったよ…泣きそう

A「迷惑な訳ないじゃないですか…嬉しすぎて泣きそうです」

力矢「良かった、とりあえずお風呂入ってきな」

A「はーい」

…………

力矢／A「いただきます」

今日のご飯は力矢さん特製の豆乳クリームパスタ

そして、お酒も準備してくれてある

A「……めっちゃ美味しい…疲れが吹き飛ぶ美味しさですよ！流石です」

力矢「それは良かった。…仕事、今忙しい？」

A「めっちゃ忙しいです…今日なんて、お客さんにクレーム言われて怒鳴られちゃって…私は頭下げる事しかできませんでした…」

力矢「そっか……よく頑張ったね」

そう言い力矢さんは優しく頭をなでてくれた

こういう事を自然にしてくれる所が力矢さんの好きなところの1つだ

A「んふふ～力矢さん大好きです」

力矢「もしかしてA、酔ってる？」

A「酔ってませんよ～」

ほんとは嘘、仕事で疲れているせいか今日はお酒のまわりが早くてふわふわしてきた

力矢「はいはい、顔赤いしもう酔いが回ってるね～水取ってくる」

A「ふぁ～い」

私は、力矢さんのご飯を食べて満腹になったのと酔いが回ってきたのもあり、そこで意識が途絶えてしまった