10＊you ページ10
西田「みんなー！お疲れ様！今日の撮影はこれで終わりです。お昼ケータリングあるから、食べてってね！
Aちゃんも13時までみんなと休憩してきていいよ。ケータリング一緒に食べておいで」
私は、ケータリングなんてあるの知らなくて
節約のために朝作ったお弁当を持ってきていた。
休憩室へ向かい、お弁当を広げていると、山盛りのケータリングを選んできた紫耀くんがやってきた。
紫耀「あれ？Aちゃんお弁当？もしかして手作り？」
A「そう笑 まだ初任給も出てないからお金なくてさ、ケータリングあるのも知らなくて」
紫耀くんは私が広げたお弁当をじっと見ていた
紫耀「ねえ、俺それもらっちゃダメ？ケータリングと交換しよ？」
A「え、そんな。私のお弁当より絶対そっちの方が美味しいよ！」
紫耀「じゃあ決定！Aちゃんは美味しいと思うケータリング食べて。俺はAちゃんのがいいから。」
そう言って私のお弁当の中に入っていた、卵焼きをひょいっとつまんだ。
紫耀「、、、待って、やばい、、」
卵焼きを食べた紫耀くんの目が丸々と開いていく。
A「わわわ！ごめんね、美味しくないよね！ここに出して！」
急いでティッシュを渡すと、紫耀くんはブルブルって首を横に振った。
紫耀「ちがう！！うますぎてやばい！！！
俺、おばあちゃんの卵焼きが世界一だと思ってたけどそれ超えた！」
そう言って私のお弁当箱を持ち上げると、
すごい速度で次々と平らげていった。
あまりに美味しそうに食べてくれるのでずっと見ていると、口にいっぱいほうばりながら、
紫耀「ほら、りかちゃんもケータリング食べて食べて！交換なのに俺ばっかり食べてたら悪いよ」
A「ありがとう、いただきます」
私がまだ少ししか食べ終わらないうちに
紫耀くんはあっという間に食べ終えて、
丁寧に手を合わせてごちそうさまを言ってくれた。
紫耀「あーー、全部うまかった！！まじで幸せ！午後からも頑張れるーー！ありがとうAちゃん！」
A「ううん。こんなんでごめんね、お粗末さまでした」
紫耀「俺、Aちゃんの弁当なら1万円でも買う！それくらいうまい！
、、、また作ってくれない？」
A「こんなんでよければ、いつでも！」
約束。そう言って紫耀くんは私に小指を差し出した。
私はその指に小指を絡ませた。
紫耀「指切りげんまん嘘ついたらハリセンボンのーます！指切った！」
そう言ってニコニコしながら私を見てきた紫耀くんの笑顔は純粋で、すごくかわいかった。
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のりのり(プロフ) - ひつじさん» ありがとうございます(´∀｀*) (2018年12月17日 11時) (
レス) id: b00090b299 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ(プロフ) - みなさんコメントありがとうございました！全部読ませていただきました(^-^)ほんとうに嬉しかったです。２は現在パスワード解除しておりますので、引き続きお楽しみください！ (2018年12月17日 10時) (レス) id: a4d1d82e0a (このIDを非表示/違反報告)
AN - 更新楽しみにしています！いろんなsideから描かれてるのでとても面白いです！続きが気になるのでパスワード教えていただけると嬉しいです！ (2018年12月17日 8時) (レス) id: ad57e4f131 (このIDを非表示/違反報告)
mk(プロフ) - 更新を楽しみにしています！面白くて読みやすく、続きが気になります！パスワード教えて頂けると嬉しいです。 (2018年12月17日 8時) (レス) id: 27a80726cd (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - いつも楽しみにみてます！！続きがきになるのでパスワード教えていただけると嬉しいです！ (2018年12月17日 7時) (レス) id: f36c965c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひつじ x他1人 | 作成日時：2018年12月13日 20時
