■. ページ24
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『 本当に助かった。あ、君の名前は？ 』
｢ 轟焦凍。 ｣
『 見た事あるなぁって思ったら体育祭2位の子か。 』
｢ ああ。 ｣
『 … 』
｢ … ｣
気まずい。
非常に会話が弾まなくてA組に行くまでの道のりが遠く感じる。てかまだ着かないの？ということが不安でたまらない。
｢ お前、何組だ？ ｣
『 お前じゃなくて指揮A。普通科のC組だよ。 』
｢ 普通科か。 ｣
『 何か文句でも？ 』
｢ いや特にはねえ。 ｣
『 そう。 』
本当に会話が続かないし無愛想な人だな、とか思うけど相手は平然とした顔をしてるから私もその隣を歩く。
｢ 何の用があるんだ？ ｣
『 先生にね。ちょっとした事。 』
｢ ？教室には行かなくていいのか。 ｣
『 今日はね。 』
｢ 今日？ ｣
『 あ、着いた。ドア開けるね 』
やっと着いたぁと安心の言葉を零しながらも、物凄く大きい教室のドアを横にスライドさせて教室に轟さんを入らせてから私も入る。
バッと視線がこちらに向けられ、少し威圧感があって緊張感があったが関係無しに先生らしき人の方へ視線を向ける。
｢ 轟はプリントありがとな…お前もやっと来たか。遅せぇぞ。 ｣
『 すみません、A組の場所分からなくて迷子になってました。 』
｢ まぁいい。取り敢えずコイツも今回の戦闘訓練だけに参加するから、各自コスチュームに着替えていつもの場所に来い。 ｣
｢ 先生あのっ…！！！ ｣
｢ 質問は後だ。先に着替えてこい。 ｣
.
合理的な行動をする先生だからか、私の自己紹介なんて何も無かったけど外でするのかな？と思いつつ、さっきから此方を見ていたカノンの方へ近寄ろうとする。
他の人達はその光景を目にしながらもコスチュームを手に教室の外へと出ていった。
｢ 遅かったじゃない。おにぎりは食べた？ ｣
『 食べる暇無いっつうの…てか先に行くぐらいなら私も行ったのに。 』
｢ 起こしても起きなかったのだからマエストロが悪いわ。 ｣
『 すみませんでした。 』
コスチュームとか無いし、制服のままでいいかな？と言えばカノンは｢ 戦うことも無いのだし良いんじゃないかしら。 ｣と言うから私は気楽にそのまま外に出た。カノンも変身時に袴姿へと変わるので大丈夫のこと。
｢ 楽しみね。 ｣
『 疲れる前に早く終わらせるよ。 』
｢ はぁい、わかってるわ。 ｣
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MR - 一気見してしまいました！ (1月9日 17時) (
レス) @page30 id: 4d66bde2ec (このIDを非表示/違反報告)
48 - とても面白いです！更新お待ちしております！ (8月2日 8時) (レス) id: 7ea788b5a6 (このIDを非表示/違反報告)
雪モチ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新待ってます！ (7月16日 10時) (レス) @page30 id: cd96ca08d9 (このIDを非表示/違反報告)
もやし - 続き待ってます！！ (7月2日 15時) (レス) id: 2aa5ee0a9a (このIDを非表示/違反報告)
tukina0123(プロフ) - とても面白く一気に見てしまいました!! ゆっくり続きを待っています!! (2022年12月21日 14時) (レス) id: 9f8c517d0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 x他1人 | 作成日時：2021年11月6日 19時
