■. ページ13
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「 やっときたね。 」
『 根津校長。 』
「 そんな畏まらなくていいよ、二人とも座って。 」
根津校長は私とカノンを席に座るように指示すれば、根津校長は紅茶を前においてくれた。
「 キミ達が救助訓練に行ったヒーロー科を助けてくれたのは存じているよ。他の先生達も然り。 」
『 退学ですか。 』
「 本当ならばね。今回の騒動は雄英高校が設立して以来起こった事がない異例中の異例だから、相澤先生以外の教職員で軽く会議をしてキミの処罰を決めた。 ｣
『 退学でも良いですよ。私は 』
「 そもそもキミはヒーローに興味がある訳でも無く、普通科を選んだのは何故だい？ 」
『 言葉のキャッチボールが出来てませんね。私は音楽とカノンにしか興味が無いんで。個人としてヒーローになる訳でも無い。けど最高峰である雄英高校で奏でられる音楽がどのような物なのか、気になっただけです。 』
「 HAHAHA、キミみたいな子は初めてだよ。…まぁこの話はさておき。キミの処分は＿＿＿＿これと言ってないさ。 」
『 はい？？？ 』
長々と会話をした後に述べられた事実に困惑する。根津校長は意図があってそう言ってるのか、はたまた深い理由等無いかなんて分かりもしなかった。
「 救けた、という事実は変わりないのさ。少しぐらいの処罰は与えようとは思う。 」
『 やっぱりあるんじゃないですか 』
「 "今回の体育祭は参加できない"。音楽にしか興味が無いキミにとっては軽い処罰だと思うね。 」
『 目立ちすぎた、というのが理由ですか。 』
「 本当は体育祭で見極めようと思っていたのだけれど、キミの個性はまだ私達でも計り知れない。それ故の処置だね。 」
はっと、根津校長が思い出したかのように顔をこちらへと向ければ意を決したようにこう述べる。
「 それと、体育祭が終わった後の1年A組の授業で取り組んでいる戦闘訓練にキミを招くように手配をしておいたから。」
『 それ、なんのメリットが…… 』
「 教室の壁を壊したって事実がある限りは私の言うことを聞くことだね。 」
『 すみませんでした 。 』
カノンは別にいいじゃない、と言う。私もそう思う。なんて言えば一個他に追加するからね、と根津校長が言ってきた。恐るべし校長。
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MR - 一気見してしまいました！ (1月9日 17時) (
レス) @page30 id: 4d66bde2ec (このIDを非表示/違反報告)
48 - とても面白いです！更新お待ちしております！ (8月2日 8時) (レス) id: 7ea788b5a6 (このIDを非表示/違反報告)
雪モチ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新待ってます！ (7月16日 10時) (レス) @page30 id: cd96ca08d9 (このIDを非表示/違反報告)
もやし - 続き待ってます！！ (7月2日 15時) (レス) id: 2aa5ee0a9a (このIDを非表示/違反報告)
tukina0123(プロフ) - とても面白く一気に見てしまいました!! ゆっくり続きを待っています!! (2022年12月21日 14時) (レス) id: 9f8c517d0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 x他1人 | 作成日時：2021年11月6日 19時
