7 ページ8
勿論雄英の制服から高専の制服へ着替える時間などないから雄英の制服で走ってるけど、見た目よりは走りやすい。もうちょっと腕とか振りにくいと思ってた。
そんな事を考えつつ走っていると数分で目的地へ着いた。目的地は古びたビルだった。
視界に入っていた見慣れた背中に声をかける
『 カステラッ！ 』
「 ！...来ましたか狗巻君 」
そう言いながら眼鏡をずり上げた伊地知さんに会釈をしながら説明を受ける
内容は2級の呪霊だから近くにいた二級術師の僕が呼ばれたと言う事だった。
説明を全部聞きビルへ向かっていく。
帳は伊地知さんが下ろしてくれた。
ビルに入り一階上がってフロアを見渡すと祓う対象を見つける。
《 アぁ"、や"づませェでぁ"... 》
呪霊は四つん這いで壁に向かって濁音混じりの言葉を発していた。
僕の呪力を感じたのか勢い良く振り向いて奇声を発しながらこちらへ向かってくる。
《ア"ぁァッ、ァ〜〜ッ"！！ 》
少し耳がいたい。早急に祓おうと付いていたマスクを顎下まで下げる。
【 爆 ぜ ろ 】
《 オ"ォァ"ッ.... 》
言葉にならない音を最後に爆発してこの空間から無くなった。
『 ゲホッ... 』
伊地知さん絶対のど薬なんて持ってないよな...帰り道買うか...
ビルから出ると伊地知さんがこっちに走って来てくれた。
何気走ったところ見たの初めてかも。
「 お疲れ様です狗巻君。あ、あとこれ五条先生からです 」
五条先生から...？何だと思い伊地知さんの手の中にあるものを見るとのど薬だった。
『 ！ よう"かん" 』
少しガラガラの声を晒しながら伊地知さんに手を出すとビックリしながらものど薬を渡してくれた。
ああ、仕事終わって伊地知さんに声かける時もうのど薬飲んだ後だもんな。
1人で納得しながら五条先生に感謝しながらのど薬を飲む。
『 まんじゅう〜 』
「 良くなってよかったです。仮住まいの住所教えて頂ければお送りしますよ 」
雄英に通ってる間は高専の寮ではなく雄英近くのアパートに住んでいる。此処からは少し距離あるから伊地知さんのその提案はめちゃめちゃ助かる。
『 だいふく！ 』
お辞儀と一緒にそう言うと紙とペンを渡された。
ああ、これに書けってことか。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありす - あけましておめでとうございます…！ (2022年1月22日 21時) (
レス) id: e6e5bd6e87 (このIDを非表示/違反報告)
みどり - 久しぶりに見に来たら更新されてる！！嬉しい！！大好きです！！ (2021年12月30日 22時) (レス) @page42 id: 03e8aba142 (このIDを非表示/違反報告)
あんず。(プロフ) - 更新ありがとうございます！面白っ！応援してます！ (2021年12月30日 18時) (レス) @page42 id: 12cefd80a0 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 待ってました！！！更新ありがとうございます〜！！！ (2021年12月30日 1時) (レス) @page42 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
受験生 - 続きがきになる、、、！ (2021年10月23日 15時) (レス) @page41 id: 4393c39867 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あっとまーく | 作成日時：2019年12月15日 19時
