episode 24 彼らの真意は ページ24
皆さんがお仕事に出かけた後、個人のお部屋以外の掃除を始める。
あれだけ私物に触られるのを嫌がっていたはずのユンギさんからシャツのアイロンがけを、ナムジュンさんからは素人では全く理解できない高そうな調度品の手入れを頼まれた。
ルカ「うわっ・・・このシャツも高そうなブランドだな、、」
あ、ついでにテヒョンさんのTシャツもアイロンしよう。
個人的なものを頼まれるのはいいけど、この人たちの持ち物はとんでもなく高い物がほとんどだから扱いに困る。
特に、ナムジュンさんのこれに関して言えば、ちゃんと保険とか入ってるのかな、、、なんて、余計な心配。
ルカ「こんな大層な物、触るのも怖いわ。」
冷蔵庫を覗いて夕食のメニューを考えてると、スマホが鳴った。
ルカ「もしもし、シンヒさんどうしたんですか？」
ｼﾝﾋ「ルカさん、こんにちは。お仕事中にごめんなさい。あのね、、、」
ルカ「あー、、もしかして私の事情のことですか？よく調べれましたね。笑」
ｼﾝﾋ「あの子達に頼まれたとはいえ、よく考えたら勝手な真似をして申し訳なかったわ・・・その、大丈夫なの、、？」
申し訳なさそうにしてるシンヒさんに怒りとかそんな感情は湧かなかった。
逆に嬉しかった。
傷ついたあの時、職場で誰一人として私を庇ったり心配してくれる人はいなかったから。
ルカ「私は大丈夫です。寂しいのにも慣れたところだし。笑 それに、シンヒさんが気にかけてくれてすごく嬉しかったから・・・」
ｼﾝﾋ「それは、あの子たちに言ってあげて？、我儘でまだ子供で、どうしようもないところもあるかもしれないけど、、、根は優しくて良い子たちだから、」
ルカ「え・・・？」
それはあの人たちが私の弱点を握って暇潰しに利用したいだけなんじゃないの？
ｼﾝﾋ「そのうちわかるわ。だから懲りずにこのままお仕事続けてくれない？」
ルカ「・・・わかりました。」
そのうちわかる、かぁ、、、
でも。
初めの時の刺々しい雰囲気は無くなってきてる？のかな・・・
もうわかんない。早く夕食の準備をしよう。
また食べてもらえない予定のカレーライスとサラダ、デザートにプリンまで作って。
あー、美味しそうだな。ありがとう。
そんな言葉ひとつもくれた事ない雇い主の。
帰ってきた時の反応を伺ってから、シンヒさんの言葉を信じるか決めようと思った。
episode 25 逆らえない熱→←episode 23 甘い劇薬
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1348人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Apple(プロフ) - おじゃるまるさん» ありがとうございます(*^_^*)読んでくださり嬉しいです！！更新頑張りますm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (
レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» コメントありがとうございます！！読んでくださって嬉しいです☆更新頑張ります(*^^*) (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - ぱせりさん» 読んでくださってありがとうございます！！嬉しいです(*^^*)更新頑張りますのでよければ続きもお楽しみくださいm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
おじゃるまる(プロフ) - おもしろすぎます！！更新楽しみです(o^^o) (2022年8月30日 22時) (レス) @page48 id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - Apple様。初めましてm(*_ _)mこのお話凄く面白いです。続き楽しみにしています。頑張って下さい‼︎٩( 'ω' )و応援しています‼︎ (2022年8月21日 7時) (レス) @page38 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Apple | 作成日時：2022年7月31日 21時
