episode 22 依頼主の我儘 ページ22
目が覚めるといつもの天井の光景と違って、一瞬昨日の出来事を忘れてしまいそうだった。
ネットカフェで泊まってた時と違う、アロマみたいないい香り。
それは部屋から漂う香りだけじゃなかった。
私を後ろから抱きしめて離そうとしてくれない、テヒョンさんの香り。
ほんとは寝苦しくって仕方なかったけど、一緒に寝ると言って聞かないテヒョンさんのわがままに付き合わないといけない形になった。
あれから知らされた事。
彼らは何故か私の借金まで肩代わりして。
どうしてただの一般人の、ましてや嫌いな私にここまでするの？
私以外にも女性なんて選び放題だろうに。
・・・この人たちって本当に変わってる。
テヒョンさんから逃げるようにそっと腕からすり抜けると、長い睫毛に高い鼻がとても綺麗で見惚れてしまった。
ルカ「・・・もう男に振り回されるのはごめんなの、」
ありがたいけど、早くお金を貯めて肩代わりしてもらったお金は返すんだ。
そして早くここを出なきゃ・・・
少し早いけど、ハウスキーパーとしての仕事を始めようと着替える。
・・・テヒョンさんから借りたシャツはアイロンして返そう。
リビングルームに向かうと、窓の外をぼーっと見つめるジョングクさんと鉢合わせた。
そうだ、私ジョングクさんに・・・って思い出してしまって、心臓が飛び出るかと思った。
ここは平常心を保ってた方がいいよね、、
ルカ「おはようございます、」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「・・・」
無視ね。まあその方が私も都合がいい。
作業に集中できるから。
床に散らかったクッションをソファの定位置に戻してると、急に背後から抱きしめたジョングクさん。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「なんで、、何も言わないの？」
ルカ「、、え？・・・」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「昨日の事、、、怒ってないの？」
自分から襲っといて。今更なに言ってんの？
ルカ「、、呆れてます。それに、、、痛かったです」
溜め息混じりの冷静な返答に、ジョングクさんの腕の力がさらに強くなる。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「今夜・・・俺の部屋来てよ。」
ルカ「それなら他を当たってくださ、、「ダメだよ。」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「あんたは俺らに逆らえない。それに就業内容にあったでしょ？４番目、」
あ。
【依頼主の希望を叶える】か・・・
って、あれはそういう意味だったわけ？違うでしょ、、、
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「じゃあ、今夜。待ってるから」
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Apple(プロフ) - おじゃるまるさん» ありがとうございます(*^_^*)読んでくださり嬉しいです！！更新頑張りますm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (
レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» コメントありがとうございます！！読んでくださって嬉しいです☆更新頑張ります(*^^*) (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - ぱせりさん» 読んでくださってありがとうございます！！嬉しいです(*^^*)更新頑張りますのでよければ続きもお楽しみくださいm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
おじゃるまる(プロフ) - おもしろすぎます！！更新楽しみです(o^^o) (2022年8月30日 22時) (レス) @page48 id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - Apple様。初めましてm(*_ _)mこのお話凄く面白いです。続き楽しみにしています。頑張って下さい‼︎٩( 'ω' )و応援しています‼︎ (2022年8月21日 7時) (レス) @page38 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Apple | 作成日時：2022年7月31日 21時
