(グロい) ページ28
そうだそうだこの仕草は、周りの音を聞く時私に音を立てさせないようにやっていたんだ
｢……Aさんはここで彼とともに待っていてください｣
目線すらこちらに向けずに、小声で言った銃兎さんは姿勢を低くして部屋の中に入ろうとした
｢まってください、私も応戦できます｣
玄関の時みたいに、また腕を掴むと動こうとはせず銃兎さんは止まった
｢……あなたに戦い方は教わりましたから、銃兎さん｣
その言葉で少し表情が緩んだ銃兎さんはやっと振り返った
……懐かしい顔
｢……行くぞA｣
｢ええ行きましょう銃兎さん｣
暗くてよく見えないけどちょっと口角があがった銃兎さんは私の手をすり抜けか部屋に突入した
｢行ってくる独歩｣
私も言ったからにはと、独歩の手を離して目を見て返事なんて聞かずに部屋に入った
｢……手を挙げろ｣
入るとすぐに奴は居て、座り込んでるその頭に銃兎さんは懐から取り出した銃を突きつけた
｢……うわ｣
その男は間違いなく病院に用もないのに来る男で、送られてきたビデオに映ってる男で間違いなかった
男の周りには洗濯機から引き出されたらしい私の洗濯物やらシャンプーやらリンスやらが散らばってる
｢Aちゃん……Aちゃんの……ふふはは｣
頭に突きつけられながらも私の洗濯物を抱きしめるその姿はもはや地獄絵図だった
｢手を挙げろ｣
｢嫌だね！！これは全部俺のもんだ！Aちゃんが俺にくれたも……｣
銃兎さんの言うことを聞かずに怒鳴り始めた男の頭を思いっきり蹴った
｢ぐふっ｣
ゴキっなんて音と前かがみに倒れかけた男の口から血が漏れた
｢……誰だよお前｣
｢え……Aちゃん……｣
頭を足でぐりぐり踏みつけて、銃兎さんに警察に電話をお願いするよう目線で頼んだ
銃兎さんは承諾したように銃をしまって部屋の監視をしつつ出ていった
｢お前が誰だかわかんないけど私のことを好いてくれてありがとう｣
かろうじて肘で立ててた頭を床にぐりぐり押し付けた
男は黙ったまま力尽きたように地面に這いつくばった
もちろん死なないように、殺さないように優しく
｢……後ちょっとで警察が来るから、それまで動……チッ｣
喋ってる途中で踏みつけてた足を触られたのでその手を足で剥がしてもう片方の足で踏みつけた
今日の靴はヒール入り、痛さは大体わかる
男の悲痛な叫びが部屋中を響かせた
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失格人間。(プロフ) - おおわああああああぁぁぁ最高ですです!!更新頑張って下さい!!!!!! (2019年4月4日 12時) (
レス) id: bb922c1436 (このIDを非表示/違反報告)
ままま(プロフ) - むぎさん» コメントありがとうございます、わああ嬉しいです！！ない脳みそを絞りに絞ってネタ考えます、、今後も何卒あよろしくお願いします (2018年12月3日 12時) (レス) id: 16f3e8df7f (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - あの…続編……早く読みたいです…めちゃくちゃ面白かったです！！！まじ独歩最高です！ (2018年12月2日 23時) (レス) id: 3e1d248cd9 (このIDを非表示/違反報告)
ミレナ(プロフ) - まままさん» いえそんな！！楽しませてもらってます！！頑張って下さい！！ (2018年8月27日 19時) (レス) id: 8824a387c8 (このIDを非表示/違反報告)
ままま(プロフ) - ミレナさん» コメントありがとうございます、私の語彙力が酷いもので申し訳ないです、楽しんでいただけたなら幸いです、今後も何卒よろしくお願いします (2018年8月27日 19時) (レス) id: 16f3e8df7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままま | 作者ホームページ：󾮗
作成日時：2018年6月30日 12時
