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「恵、大丈夫かな」
綺麗になった現場を再度確認する。
ここはもう大丈夫。幸い、犠牲者も出ていない。
それにしても、最近、呪霊のレベルが上がっている気がする。
何かの前触れなのか。
今日恵が任務に当たっている、特級呪物ーー両面宿儺の指の回収。
なんだか嫌な予感がする。
先生が向かっているから大丈夫だとは思う、けど。
考え事をしながら車に向かう。
すると、私のことを待っていたかのようにライトがパッと点灯した。
私はニヤッと笑ってドアを開ける。
「伊地知さーん！お待たせしま…し……」
高専の補助監督である伊地知さんは、空いている日にはこうして生徒以外でも迎えに来てくれる。
きっと先生に強く言われてここに来たのだろう、とからかおうとしたが、そこにいるのは伊地知さんではなく。
七海「手こずりましたね、貴方にしては」
「ナナミン！？いや、手こずってないし…どうしてナナミンがいるの？暇なの？」
私と同じく一級呪術師である、七海建人。
5歳上だが、ナナミンと呼ぶことをなぜか許可されている。
しかし、多忙な一級呪術師が単なる送迎に使われるなんてあり得ない。
七海「暇なわけないでしょう。オタクの師匠から電話が来たんですよ。私の現場もそこそこ近かったので」
労働はクソと言い切るナナミン。
そんな彼に車を出させてしまうことは非常に申し訳ない。
「……なんで先生が」
七海「自分が付くことができないからでしょう。全く過保護な」
「…ほんと、過保護だよね。私だってナナミンと同じ一級なのに」
七海「まあ仮に貴方が特級でも、彼は私に電話をしたと思いますけどね」
「そうかなあ？なんかいつまで経っても子供扱いというか。妹みたいに見られてるというか」
七海「……ま、それは否めない」
「へへ、だよね…」
先生が私を大事に思ってくれているのはよくわかる。
先生にとって、最初の教え子が私。
だからなのかもしれないけど、一人前の女性して見られていないことは確かだ。
七海「Aが強いことは、あの人だって十分わかってますよ」
ナナミンが苦笑いしながらフォローを入れる。
私が先生に恋心を抱いていることは、ナナミンくらい大人の男性になれば察しているだろう。
七海「まあまあ、拗ねないでください。着きますよ」
「顔に似合わず飛ばし過ぎだよナナミン…」
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佐々(プロフ) - i☆Risさん» 嬉しいコメントありがとうございます！そうなんですー、カッコいい先生に会いたくて…！（笑）アホな先生も好きですけど(^^)また読んでいただければ嬉しいです。 (2021年1月2日 16時) (
レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
i☆Ris(プロフ) - 一気に読んでしまいました！面白いです(゜∇^d)!!五条先生カッコいいしキュンキュンします〜☆彡夢主になりたい〜(笑)楽しみにしてます頑張って下さいね！ (2021年1月2日 7時) (レス) id: aed115f5b0 (このIDを非表示/違反報告)
佐々(プロフ) - ミラさん» コメントありがとうございます！夢なのに現実みを意識してしまいました（ ; ; ）笑 (2020年12月31日 16時) (レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 見ていてキュンキュンする2人ですね！！どちらかと言えば先生に振り回されてる夢主ちゃんですね笑笑 たまには振り回す側も見てみたい気持ちもします(o^^o)更新頑張ってください！ (2020年12月30日 21時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々 | 作成日時：2020年12月20日 19時
