俺の母さんは兵士さんやった

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貴方sid.


やっとの思いで沢山あったパンケーキを(オスマンとグルッペンが)食べきったんだが、




『、、、あまりに遅すぎないか？』




今日は休日だ。
だから見回りの兵士も少ないがそれでもいるにはいる


雨が降ってるしなぁ、、探すか


私がコートに手をかけようとしたら扉の開いた音がした。帰ってきたか？





「ただいま」

『おい、何処行って、、、ロボロ？』

「どうしたん？」

『ゾムは、、ゾムは何処に行ったｯ』







お前を追いかけてただろ


なんで、一緒にいない


何故、、そんな平気な顔してるんだッ







「ゾム？、、、あぁ」









お前は、そんな笑顔を浮かべる？









「“何処に行ったんやろな？“」

『ッ！！！！！！』






バキッ






この餓鬼ｯ、、、、！

流石にここまで来たら私も見逃すわけにはいかないぞ





「A！今の音どうしたん？！」

『、、、トントン、少し出てくる。そこの餓鬼縛り付けとけ』

「は！？ちょっ！何でやねん！」






トントンが何か言ってるがそんな暇はない


急いで外に出れば朝よりも雨が大粒で風も強い
頼むから無事でいろよッ






『ゾム！ゾム！何処にいる返事をしろ！！！』






くそがッ、雨のせいで声が遮断されるｯ！
一体何処に行ったんだ！

ゾムのいるところなんて、初めて会った場所しか知らない





『チッ、、、彼処は危ないってのに』





あそこの地域は川が近くにあるから此方にまで水が押し寄せて来ることがある

しかも汚染された水、子供が受けて無傷ではすまない





『無事でいてくれ、よっ』





近道するために屋根を走ってるが、滑りやすいな、、、ん？

あのパーカー、、、ゾム！

水流にギリギリ飲まれないでいるが、体力が限界かｯ




『ゾム！！！！此方に来い！！！！！』


「Aｯ、嫌ゃ、こゎ、怖いｯ！助けて」


『大丈夫、落ち着いて！私がいるから！！』






「A、ぉれｯ、、、ロボロがｯ、、、」







何か伝えようとしているが、雨音で大事な所が聞き取れない

それに、ゾムとロボロの事で何かあったんだな





『私に、ｯ！？』

「ぁ、えっ、、、！」









ﾄﾞﾎﾞﾝｯ









『ゾム！！！！』

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