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ホテルを一部屋取って、ベッドに横たわると、さっきまでのことを鮮明に思い出して、怒っていたことも悲しいと思ったことも悔しいと思ったことも、全部涙になって溢れてきた。


誠也とヨリ戻して1ヶ月くらい、喧嘩もほぼしなくて、順調だったのに、どうしてこんな感じになっちゃったんだろう。


そう言えば携帯…充電してなかったな。


無造作に服と周りのものを入れたバッグから充電器を取り出して、携帯に差し込んだ。


久しぶりに携帯開いた感じ…


付き合い始めた当初に撮った誠也の後ろ姿の写真のロック画面を見てまた泣きそうになってると、知らない電話番号からの着信。


こんな夜中に電話かけてくるなんて非常識だなって思ってると、着信は途絶えて、その後すぐ丈くんからの着信。


誠也と一緒にいるんだろうなと思って出なかった。


何件も着信があったけど、私がレストランにいた時間にかかってきた着信を除いて、誠也からの連絡は一度もなくて、また悲しくなって、おやすみモードに設定した。


とりあえず今日は寝よう、また明日起きたら考えよう、そう思って目を閉じた。


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作者名:まぷ | 作成日時:2023年1月10日 18時

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