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朝起きたらお姉ちゃんはもう居なくて
テーブルには朝ご飯が用意されていた
なんでも完璧にこなせてしまう憧れのお姉ちゃん
でもテーブルに置かれてたのは
少し焦げた目玉焼きとベーコン
"ごめん、失敗した"
それと手書きのメモ
料理だけは下手みたい
でもそこだって可愛く思える
ギャップだよね、ずるいよ
「仕方ない、食べてあげるか」
なぁんて、エラそうなこと言って
手を合わせて、いただきますと呟いた。
"ごちそうさま"
メモに書き足して合鍵で鍵をしめる
「いい天気」
昨日の公園で見た夕焼けとは真逆にある太陽
流石に何度もばったり北斗に会えるほど
世の中は小説のように上手くできてない
「そうだ」
鳴らしたのは、入店音
安井「あら！Aちゃんじゃん！いらっしゃいませ」
「謙ちゃん！久しぶり！」
北斗「…お前何しにきたんだよ」
「お姉ちゃん家から帰る途中に寄り道？」
思い立ったが吉日って言うし
働く北斗が見てみたいなって
向かった北斗のバイト先のコンビニ
でもそんな事は恥ずかしくて言えなくて
お菓子を選びながら誤魔化した
北斗「コンビニって溜まり場じゃねぇんだけど」
樹「肉まんください」
高地「おでんください」
たまたま樹と高地君も居合わせて
北斗は眉間にしわを寄せて私達を睨むから
樹と高地君はブーブーと文句を垂れる
樹「俺らの地元のコンビニでバイトしてんのは北斗だろ！」
高地「そうそう！俺らのこと大好きだもんな！北斗は！」
もう勝手にしてくれ…とため息をつく北斗の隣で
ニコニコと笑っていた謙ちゃんが
レジから出てきてお菓子を選ぶ私の隣にしゃがむと皆に聞こえないようにこっそり話す
安井「こないだ平気だった？」
ここで、お姉ちゃんと大我に会ったあの日
私の勘違いで1人で騒いで
北斗巻き込んで逃げ出して
「ずっと謝ろうと思ってたの…何も挨拶しないで帰っちゃってごめんなさい…」
謙ちゃんにまで変な心配させちゃって
申し訳なくて本当なら合わせる顔もないのに
安井「いいのいいの！そんなの気にしないで！ただ心配だったの」
私達よりちょっとだけ大人びてみえる
謙ちゃんは優しいお兄ちゃんみたいで
私より少しだけ高い背の謙ちゃんが
腕を伸ばして頭をポンポンと撫でてくれて
嫌味のない笑顔が私の心を落ち着かせてくれた
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無名ちゃん(プロフ) - ポップコーンさん» ありがとうございます(^^)なかなか進まない展開で申し訳ないですが、楽しみにしていただけると嬉しいです(^_^) (2018年11月26日 14時) (
レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 切なくて切なくてもどかしくてもどかしくて…ここからの展開が楽しみすぎて夜も眠れません！ (2018年11月24日 17時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
無名ちゃん(プロフ) - 紫央さん» コメントありがとうございます(^^)そう言ってもらえると励みになります！頑張ります(^^)これからも楽しみにしていただけると嬉しいです (2018年11月20日 13時) (レス) id: 212194d3a4 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - めっっっちゃ面白いです！！最近占ツク見てなかったんですけど、急に占ツク開きまくるようになりました笑笑更新これからも頑張ってくれたら嬉しいです！！ (2018年11月17日 23時) (レス) id: 18d2042c72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名ちゃん | 作成日時：2018年10月3日 21時
