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Aが検診に行った瞬間から、水度坂勘久郎は頭を抱えていた。
「何やってるんスか…僕ぁ…」
先程の自分の行動はどうかしていた。ただ、自分の手の動くままに頭を撫でた訳だが、今になって後悔している。Aにも不審がられてしまっただろう。それが一番痛い。
「あぁ…どうするスかねぇ…」
「何の話だ？ヤブ医者さんよぉ」
急に聞こえた聞き慣れた声は勿論彼女のものではない。
「なんで憲剛がここにいるんスか」
「別に良いだろうが」
「いや、憲ちゃんが嫌な訳じゃ無いスから…安心するっス」
「何を安心すりゃ良いんだよ、俺は」
いつまでも机に顔を埋めながら話す僕を見兼ねたのか、憲剛が大きくため息を吐いた。
「お前本気か？まだ一日目だぞ」
「分かってるスよ…」
「で、どうすんだ」
「僕ぁ一番聞きたいスよ」
椅子の背もたれに首を預けると、憲剛から強烈なデコピンがお見舞いされた。
「ったいスねぇ〜！」
そして、本日二度目の盛大なため息。
「全く、お前らは見ててこっちがいらいらするんだよ。さっさと仲直りしろよ」
「別に喧嘩してる訳じゃ無いスよ。…ただ僕が一方的に避けられてるだけっス」
「その考えがおかしいんだよ、お前らは」
「“ら”って…Aは何も悪くないスよ」
そして、またまたため息を吐く憲剛。
「まず、お前ら話し合え。嘘なしで」
何でだ。理由が分からない。話すも何もAが望まない事をするつもりはない。
「まだ分からねぇのか？あいつだって避けようとして避けてんじゃねぇよ」
「は？」
何が言いたいのか。
「は？じゃねぇよ。こっから位自分で考えろ」
「悪いス。これ程までに憲ちゃんが何言いたいのか分かんない時はなかったス」
「知るかよ。てか、あいつ倒れたらしいじゃねぇか。大丈夫か？」
「あぁ、今検診中スよ。多分もうすぐ終わると思うスよ」
「そうか。お前その状態で大丈夫なのか」
「大丈夫ス。優しい優しい憲ちゃんに匿ってもらうスから」
「そんなこと一言も言っちゃいねぇし、それなりの金額請求するぜ￥」
「それは勘弁スなぁ」
冗談めかして言ったが出来ることなら本気で匿って欲しい。
その時、病室の扉の開く音がした。
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誰かコメください。
作者が飛んで喜びます。そして、あなたの作品のコメ欄に飛び込みたいです。
昨日りゅーせい群に願うこと間違えたかも。←
あと十個位流れ星みたかった。
ちゅー○いでも見とこうかな←
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水麟 - 紅 こべにさん» ありがとうございますっ！凄く嬉しいです！(満面の笑み) (2019年5月3日 16時) (
レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
紅 こべに - 面白すぎませんかこういうシリアス大好きです（真顔） (2019年4月27日 6時) (レス) id: 64e65a2b60 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - おりんさん» ありがとうございます！嬉しいの一言です！ (2019年4月1日 19時) (レス) id: 0dc0777a12 (このIDを非表示/違反報告)
おりん - 水麟さんの作品は全部好きやなぁ…（キラキラ） (2019年3月30日 11時) (レス) id: be6cccc8ca (このIDを非表示/違反報告)
おりん - え、何これメチャおもろ (2019年3月30日 11時) (レス) id: be6cccc8ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水麟 | 作成日時：2018年11月14日 16時
