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「あー、私なんであんな馬鹿みたいな事言っちゃったんだろ...」
今更後悔しても遅い事位分かっている。それに、あのまま残ったって勘久郎にしたことは変わらない。けれど、
「どうにかなったかも、なんて都合良過ぎるか」
自分の言葉なのに呆れてしまう。
そんなことしたって勘久郎に迷惑かも知れない。
そんなことしたって勘久郎に嫌われてしまうかも知れない。
そんなことしたって勘久郎に怒られるかも知れない。
そんなことしたって無駄なんだって解ってるよ。
「だって…！仕方ないじゃん！だって、だって…！」
良い言い訳も見つからないし、誰に言っている訳でも無い。
ただただ、そうでもしていないと自分が保ちそうに無いのだ。
何を考えても浮かぶのは勘久郎のこと。
私を馬鹿にするように笑ったり、拗ねる私を宥める様に笑ったり、何でもないときに何故か優しく笑ったり。
人の事に心を痛めて泣いたり、私が苦しい時一緒になって泣いてくれたり。
私が無茶したり怪我した時に本気で怒ったり、そのくせ自分が一番無茶したり。
―――なんだ、こいつやってること、無茶苦茶じゃないか。
そんなんだから駄目なんだよ。そんなんだから私みたいな奴に―――
そこで私は息を呑んだ。
ずっと忘れていた事にこんな時に思い出すなんて。
私がずっと勘久郎の事好きだったんだ、って。
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倒れ込んでしまったAを病院へ運んでから、かれこれ三時間は経っている。
一向に目を覚ます様子はないが時折苦しそうな声を上げるのだ。
それが酷く心配になってしまう。―――きっと、これが憲剛なら後でいじるための道具にするだろうが。
きっと、彼女がそれだけ自分の中で大きな存在なのだ。
彼女に近寄るも何の変化もない。
「早く…帰って来てくれたらいいスのに」
そんな自分勝手な言葉を口にしてAの髪を撫でたのだった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
友達がめっちゃくすぐりに弱くて昼休みにずっとしてたら、Ｓに目覚めそうになってしまった←
危うい危うい。
私はのーまるだからー。
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水麟 - 紅 こべにさん» ありがとうございますっ！凄く嬉しいです！(満面の笑み) (2019年5月3日 16時) (
レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
紅 こべに - 面白すぎませんかこういうシリアス大好きです（真顔） (2019年4月27日 6時) (レス) id: 64e65a2b60 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - おりんさん» ありがとうございます！嬉しいの一言です！ (2019年4月1日 19時) (レス) id: 0dc0777a12 (このIDを非表示/違反報告)
おりん - 水麟さんの作品は全部好きやなぁ…（キラキラ） (2019年3月30日 11時) (レス) id: be6cccc8ca (このIDを非表示/違反報告)
おりん - え、何これメチャおもろ (2019年3月30日 11時) (レス) id: be6cccc8ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水麟 | 作成日時：2018年11月14日 16時
