あの日の君は。

誕生祭番外編！ ページ12

それは、あの日、早花咲の子を襲った悲劇よりも前のお話

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島のメインストリートはやはり色々な店がある。
雑貨屋から食料品店、武器屋に洋服店。
私は色んな店の中から、ケーキ屋さんにはいり、色とりどりのケーキを見つめていた。
特に、ケーキが大大大好き！とかそうゆうわけではない、甘いものは好きだけど。
それにしても、テンションが高いと思う。
だって、今日はあいつの誕生日だからね♪

あー、勘久郎はどんなのが好きかなー

私はひとつひとつ考えながら、いくつかの小さいケーキを買って店を出た。

このケーキを買うのは皆から頼まれていたものなので私からのプレゼントはまだ買えていない。

さぁ、これからだ！


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「って言っても勘久郎、何を喜んでくれるかな ぁ…？」

ケーキを一旦家に置いて、また、メインストリートへ。
うん、店が多い。もうわけわかんない。
でもな、私あんまりセンスとかないし、ベタな物の方がいいのかな？それとも食べ物かな？

「うーん…分からん……」

ベタな物と言って浮かぶのは、ハンカチとか？
あ、今冬だし手袋とかマフラーとかもあり？
後は…武器？ は自分で選びたいだろうしな。

「よし、もうやーめた！」

そして私は踵を返して水度坂病院へ向かった。


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「おーい！勘久郎！」
いきなり大声を出したにも関わらず勘久郎は焦ることもなく振り向いた。

「あ、Aスか。どうしたんスか？」


「えっとね、何か欲しいものとか…ある？」
「え？」
「だって、勘久郎今日誕生日でしょ？」

私がそうゆうと、勘久郎は少し驚いた表情を浮かべた後はにかんだ。

そして、私を抱き寄せて…

「Aありがとう。すっごいうれしいっスよ。」
「え？勘久郎？」
「じゃあ、また一緒に買い物ついてきてくれないスか？」
「え？ーー、もちろん！」


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それから、皆で楽しい時間を過ごしました！


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勘久郎、誕生日おめでとう！！

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