いってらっしゃい ページ34
赤「………グズッ……」
「大ちゃん、ほら、『いってらっしゃい』しよ？」
ただ今、玄関でお仕事に行くみんなのお見送り中。
みんなも困り笑い。
…ん？いや、泣きそうな人も2名ほど…。
黄「俺、ダメやねん。小さい子のこういうの。泣」
橙「ほら、もう、淳太くん！」
桃「んぁーっ、俺も大毅とおりたいーっ！泣」
青「ほら、望。わがまま言わんと行くで。」
紫「そうやで、のんすけ。がんばろうな。」
またこの2人かぁいっ！
うん、みんなおじじとビッグベイビーの事たのむよ。
赤「…かみたん、だっこ。」
緑「どうしたん？大毅。」
赤「だい、がんばるから、ぎゅーして。」
緑「ええよ。はい、ぎゅーっ！
大毅、俺らもお仕事がんばってくるから、
いい子にしてるんやで。」
赤「うん、だい、がんばる！」
桃「あっ、神ちゃんずるい！大毅！のんちゃんも！
のんちゃんともぎゅーしよな！」
結局全員とぎゅーしました。
「大ちゃん、じゃぁ、みんなに『いってらっしゃい』
できる？」
赤「うん！いってらっしゃい！！」
「「いってきます！」」
「いってらっしゃい。お仕事がんばってね。」
コソッ
「ともくん、ありがとうね。助かった。」
緑「ん？Aもがんばってな。
…Aもがんばれるように、ぎゅーっしよか？」
「なっ？！こ、子供扱いせんとって！」
緑「んははっ、じゃぁ、いってくるな！」
赤「ママお顔、真っ赤っかや。」
んもぅ、顔、熱っ……
緑「子供扱いした訳ちゃうかってんけどな…。笑」
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作者名：サマンサ | 作成日時：2021年1月14日 23時
