パパ？ ページ22
「大ちゃーん？朝やでー？」
それだけじゃ起きる様子がない大ちゃん。
…んもぅっ！！何回見てもかわいいな！
何？そのプクプクほっぺ！
まつ毛なっがっ！
ライオンを抱きしめる小っちゃいおてて！
あ、いかんいかん。起こすんやった。
「大ちゃーん、起きるよー。」
肩をトントンして起こす。
赤「…んにゅうぅ…
ままぁ…だい…おきるぅ…だっこぉ。」
まだ目は開き切らないながら右手を伸ばす。
左手にはしっかりライオンが握られている。
「はーい、大ちゃん起きようね。
はい、抱っこ！」
大ちゃんを抱っこすると、まだ眠いのか私の肩に頭をグリグリ押し付ける。
「大ちゃん、お顔洗おうね。
できるかな？」
赤「やぁや、だい、できひん！
ママやって！」
「えーっ？できひんの？
ライオンさん、大ちゃんがお顔洗えるの見たい
なぁ、って言うてるよぉ？」
赤「だい、できる！ライオンさんに見せてあげる！」
ライオンに見守られ、がんばって顔を洗ってしっかり目が覚めた大ちゃん。
元気にリビングに向かいます。
赤「おはよーっ！！
あっ、かみちゃん！
だいな、自分で顔洗えた！」
緑「そうなん？大毅えらいやん！」
勢いのまま走ってきた大ちゃんを抱き上げる
ともくん。
赤「ライオンさんに見せてあげたんやで！」
「ライオンさんにかっこいいとこ見てもらって
よかったね。」
黄「お前らもう、夫婦とその子供やん！」
橙「幸せ家族って感じやんな。」
赤「神ちゃん、だいのパパ？」
緑「ぅえっ？！ちゃうよ！」
「ちょ、ちょっと！じゅんくん、あっくん
ややこしくせんといて！！」
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作者名：サマンサ | 作成日時：2021年1月14日 23時
